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婚約指輪予約

あの後、風呂からでたサキは「おやすみー」と言って何事もなくソファーに毛布を持っていき、数秒でスースーと可愛い寝息が聞こえてきた。



え?俺の居るベットじゃなくてさっき色々しちゃったソコで!?それはお誘いなの!?と思って首筋に吸い付いてみたら凄い勢いで体反らされ、顔まで毛布被ってしまった。


た、たぶん今日はこれでおしまいなんだな、俺、理解しました!いいさいいさ、これからはいつでも!うん!



「おやすみ、サキ。今日はありがとう。大好きだよ」



毛布越しにキスをして、大人な俺はベットへと戻りました。友達になるまで半年、友達になってから一年、計一年半の恋が、実った夜は幸せすぎてやっぱり眠れなかった。








「お、おはよサキ!」



「おはよう、たいちゃん。」




いつもの朝に、いつものサキ!でも今までとは違う俺たち!最高の朝です。



「あのさ、サキ」


「うん?あ、ごめん、おかわりね」


「あ、いや.....うん、ありがと、」



昨日の事を話したかったけど、やっぱりちゃんとしたいし、あ!結婚指輪!!買いに行かないと!言葉だけの男じゃつまらん!



そう思って、いつものようにサキと朝食をとり、職場へと向かった。


帰りに、指輪を買いにいかないと、それに、ワインとか?サキの好きなケーキも昼休み予約しないと



そんな浮かれ過ぎた俺が


仕事帰りに寄ったジュエリー専門店で


指輪のサイズ?婚約指輪が先?と、店員に上手く言いくるめられていた後だった。








彼女が居なくなった事を知るのは





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