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夜明け前に町は鎮まり、

遠い道の煙は留まり、

一人の者が歩いて来たる。

天に指向け光を語る。


多くの者が密かにとまどい、

窓を閉めて、わずかにきわどい

隙間を覗く。しかし信じる

まなこよ、抱いた星は感じる。


あれら木々の枝にかかる煌めき、

それらの所有は私でないか。

そうしてまどろむ朝陽の開花。


私の伸ばす腕は庭のざわめき。

風のなかで倒れぬ者よ、

その足こそが、偉大なこの世。



――――解題――――

当初から、この一連のソネットは宗教とは全く関係のない次元で書いているつもりであったが、例えばこれらソネット群を、キリスト教的に解釈することも可能であるような気がする。神秘学的概念がキリスト教のいかなる教理も損なうことなく、むしろそれらを色鮮やかに理解させてくれる、というのは、真実であろう。

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