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庭に降るふる年輪を舞え。

足を、腕から胸への手前、

琴を行き過ぎ、歌が遥かに

風を流れる。声はかすかに


草木を撫でて、踊りのうちに

檸檬をそえる。それらは口に

清く飛びちり、夜であれば

死者が目覚める。仰ぎ見れば


星々が、光を注いで落ちる。

瞬きに、巨木の花びらが散る。

それらのなかを糸のように進み、


体の形姿、うねる目を映す身、

門へ寄せ来るこれら歓呼を捉え、

薔薇を結んで渡せ。未来の子らへ。



――――解題――――


門とはもちろん庭の門であるが、同時に魂の門も示す。それは肉体における感覚器官と魂の境である。「夜であれば死者が目覚める」この表現は死んだ者の肉体的復活を指しているのではない。夜に目覚める死者とは霊的な諸存在との対話を指している。

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