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創造される歓びに、夜の
澄んだ寝息を重ねよ。春の
まだらな戸惑いが、悪の棺を
開かぬように。それは我らの右を
行く。あらゆる思考が誘われ、
黒き音色に胸が割れ、
見つめる先では倦怠が、日々の
代わりに踊りだす。独り旅の
頼り無さは、我らの左で目を閉じる。
そこでは淀んだ赤き翼が、
泥を固めつつ、我らを引っ張る。
ただ、その中庸を行き、庭に至る。
薔薇を採れ、棘を折れ、人の性、
宇宙の声響く黎明を知る。
――――解題――――
ここに描いているのは、ふたつの悪と、その間に存在するキリストである。神秘学において、このふたつの悪は「ルツィフェル」と「アーリマン」と呼ばれている。




