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テレビ出演?その1

人形たちは今、すごくハマってるものがあります。

それは、教育番組。

見逃すと真面目に泣きます。

「オレたちも体操のお兄ちゃんと踊りてぇ!!」

人形が何言ってるのでしょうか。

「無理に決まってるだろう!!おまえたちは人形だし、第一テレビ局はどこにあるのかわかるのか!?」

人形たちが最高の笑顔で爆宙をしてます。なぜ爆宙が出来るのでしょうか。

また体操のお兄ちゃんが出てきました。

コンサートみたいに盛り上がってます。なんか、

「かっけぇ!!あんたかっけぇよ!!」

とか言ってます。

今思ったのですが、こいつら、今何歳なのでしょうか?聞いてみました。

「オレの年齢は、ピリオドよりも年上だぁい!!」

はい、何言ってるのかわかりません。ピリオドって何歳なのでしょうか。

気がついたら、人形たち何かに応募してました。

「オレらも踊るんだぁあああああ!!!!」

だから人形なんですってば!!もうあいつら何者なんでしょうか。

だから何に応募してるんだろう。

葉書を覗いたら、人間形態になってクラッカーの穴にオレの鼻を入れて、発射しました。

オレの鼻からビラビラするやつが5本ぐらいと、煙が出てきました。

四角いのは知りません。

もう一回覗いたら兄ちゃんとダンスを踊りてぇとか書いてありました。年齢はピリオドより1歳上。

だからピリオドは何歳なんだよ!!

「うっしっしっ、んじゃ送るぜ」

うわぁ!!うしし笑いだ!!人間になれる人形がうしし笑い。怖いもんです。

人形11がポストに行きます。

人形11は人形の中で唯一タラちゃんの足音と同じなんです。

てか人形です!!騒ぎます!!ドラえもんは歩いてても誰も驚きませんが、こいつは驚きます。

「大丈夫!!オレが出してくる!!」

「おう!!悪いな!!」

人形たちはタメ語で対応してます。こっちはいわばご主人ですよね。

葉書を見たら宛先が書いてません。

「おい!!これは送り返してくるよ!!出しても無駄!!だいたいこの葉書、オレがプラズマテレビの懸賞のために買ったのに何してんだよ!!もう!!」

オレは真面目にキレました。ちょっと気分がいい。

人形は鼻をほじくってなんか出しました。多分ケータイみたいなものです。

「もしもし、ダンスする人に応募します」

ええ!!これでいいの!?ええ!!

「よっしゃ!!受かった!!」

オーディションは!?マジかよ!?

「おまえ、雑用兼保護者な。東京いけるんだぜ!!いいだろ!!」

いえ、ここは東京です。第一、人形に保護者は必要なのでしょうか。

まあとりあえず明日に備えて早く寝るか。

翌日、人形たちは午前2時ぐらいに起きていたそうです。

出発は9時なのに。隣町のスタジオなのに。

電車に乗ってオレはそのまま寝てました。

そして、オレが起きてみると人形たちがボロボロ涙を流してました。

「どうしたの」

とオレが聞くと、人形、とんでもない事を言うんです。

「今、埼玉に、いるの。埼玉、空気がきれいだよね」

ええ!!埼玉!?あちゃー!!どうすればいいのでしょうか。

とりあえず電車を降りて歩きました。

どこを行っても田んぼしかないな!!くそ!!

人形はハイキング気分で歩いてました。一番焦る必要があるのはこいつらなのに。

あれ、てかこいつら、ドラえもんと同じような能力持ってるんだよな。そういえば。

「おいっ、おまえら、ドラえもんと同じ能力があるんだからどこでもドアがだせるんじゃないか?」

「…」

人形、しらけました。やっぱり無理だな人形だもん。

「そうかぁあああああああああ!!!!!!!!」

え―――――――――――――――――――――――!?

人形ははしゃいでます。

忘れてたんでしょうね。ほんまばかだよ。関西弁になるぐらいバカだよ。

「ウィンブルドン!!タケコプター!!」

え――――――――――――――――――――――――!?道具違いますよ!!ウィンブルドンって何!?

しかも二個しかありません。

人形たち、鼻水垂らしながらどこでもドアを出しました。

開けて入ったら3歩前の所に着いて壊れました。人形たちは鼻水を垂らしてました。


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