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久しぶりの幼馴染からできちゃったって相談されて

作者: 猫の集会
掲載日:2026/04/22

 オレには、大好きな幼馴染がいる。

 

 しかし…オレの気持ちを幼馴染になんとなく、薄味風味でまろやかに包んでお伝えしても、全く伝わらない。

 

 例えば、このチョコ好きー。紗奈さなと同じくらい好きって言っても、あーね。しか返ってこないし、好きな人いないのー?って聞いてもプライベートな質問は、お断りします。とか、言われる。

 

 オレが告白されたときも、おめでとう。の一言だけだった。

 

 …オレに興味なすぎですね。

 

 ですから、ストレート告白したら、ストレートにフラれるやつですね。

 

 なので、興味をもっていただきたく、はじめは紗奈の好きなお菓子を、部屋に常備していた。

 

 そして、勉強もできるオレは勉強も教えてあげていた。

 

 しかし‼︎

 

 受験が終わると、勉強を教わらなくていいし、なんなら…お菓子も不必要になった。

 

 なぜなら、バイトという名の収入が入るようになってしまったから。

 

 これは…しまった。

 

 恋愛のゲートもしまった…

 

 いや、そもそも空いていない説…

 

 

 どんどん…どんどこ離れていく幼馴染の紗奈。

 

 

 離れすぎじゃね?

 

 なんなら、避けられてる?

 

 

 …

 

 そんな幼馴染から、ひさびさに連絡がきた。

 

 

 

(悩み相談室って、この番号であってますか?)

 と。

 

 …

 

 普通に相談があるとかでよくね?

 

 てか‼︎

 

 これって…

 

 まさか…

 

 恋のお悩み相談とかじゃねーだろうな⁉︎

 

(相談か、いつでものるよ。)

(なら、今から…いい?)

(うん。そっちいこうか?)

(できれば…お願いします。今、いっぱいいっぱいで動けなくて…)

 

 

 ⁉︎

 

 めっちゃ追いつめられてるじゃん‼︎

 

(すぐいく)

 

 オレは、すぐさま不安なドキドキをしつつ…紗奈のもとへ向かった。

 

 すぐ隣だし、秒で着いたかもしれないくらい、すぐ着いた。

 

「紗奈‼︎大丈夫か?」

「あー…それがさ、結構重症なんだわ」

「どうした⁉︎」

「その…でき…ちゃって」

 

 ⁉︎

 

 腹‼︎

 

 さすってんじゃん‼︎

 

 彼氏できたとか飛び越えて、まさかのそっちの相談かよ⁉︎

 

「相手は?」

「相手は、もちろん…つめたいアイツ…」

 

 

 …

 

 隣の席のやつ、クール男子だから全然話してくんないって言ってなかったか?

 

 でも、つめたいってことは…そいつか?

 

「なんで…」

「だって、さみしかったんだもん‼︎遼太がかまってくれないから…ストレスすぎてつい」

 

 ⁉︎

 

「は?どういうことだよ⁉︎」

「ずっと好きだったんだよ⁉︎わたし…。でも、遼太…全然かまってくれないから…つい…」

 

 …

 

「つい…って。オレ…ずっとかまってたじゃんかよ。いなくなったの、そっちじゃんか」

「だって…いつも言い方軽かったし、ずっと冗談かと…なんなら最近連絡してくれなかったし…」

 

 …

 

 しばらく沈黙のあと、オレは覚悟を決めた。

 

「わかった。オレがふたりとも面倒みるよ」

「えっ⁉︎」

「育てよう。一緒に」

「育てるの⁉︎そっち⁉︎」

「うん。」

「じゃあ、どんどん増やしてもいいの?」

 

 ⁉︎

 

「えっ?どういうこと⁉︎」

「だって、育てるんでしょ?なら、解禁ってことだよね?どんどん食べ放題?」

 

 …

 

「え、それって…浮気的なこと?」

「まぁ、たまには浮気…したいよね。基本一択だけどさ?」

 

 …それは、ダメじゃね?

 

「浮気とか…紗奈って、そんな感じだったの?なら、オレ…正直ムリかもしれない」

「だって、育てるってそういうことじゃないの⁉︎」

「なに言ってんだよ…そんなに次から次に浮気されたら、オレだって…さすがにムリだって。」

「なら、月五回は?」

 

 ⁉︎

 

「絶対ムリだろ…」

「なら、週一‼︎」

「浮気自体ムリだから。」

 

 …

 

「へぇ、遼太はパスタ屋さん行ったら、絶対カルボナーラ一択ね」

 

 ⁉︎

 

「なにそれ…」

「だって、わたしが浮気しちゃダメなんでしょ?あのアイス一択なんでしょ?」

 

 ?

 

「今…あ、ううん」

 今、あいつ一択をあいすってかんだよね?って、す《・》と()のいらん指摘するところだったぜ。

 

 てか、

「あいつ⁉︎オレと一緒になるんじゃないの⁉︎そもそも、あいつとちゃんと話し合ったの⁉︎そもそもあいつってだれ?そっちの一択?てか、オレが浮気相手だったり?てか、そいつ隣の席のやつ?」

 

 …

 

「え?遼太…なに言ってるの?あいつってチョコアイスに決まってるじゃない」

「はあ?なんで今…アイスの話してんだよ⁉︎ちげーだろうに」

「だって…できたのあいつのせいだし?」

「えっ?あいつがアイス?ちょ…意味わかんないから」

「だから、あいつができたのは、アイスのせいなの」

「なに?」

「コレ‼︎このニキビだよぅ。」

 

 …

 

「え…できたのって…」

「ニキビだよ?育てるんでしょ?一緒に」

「育てねーよ‼︎」

「だって、さっき言ったよね?」

「それは、赤ちゃんができたんだって思って…」

「できるわけないじゃない。わたしたち手もろくに繋いでないんだよ?」

「いや…オレじゃなくて…てか、ニキビな!あはは!ニキビなら、な‼︎全然いいだろ‼︎そんくらい心配すんなって‼︎紗奈は、ニキビくらいじゃ、どうってことないくらいかわいいよ」

「ほんと?かわいい?」

「うん、めっちゃかわいいよ」

「なら…なんできちんと正式に告白してくれないの?」

「それは…みゃくなしだと思ってて…諦めてた」

「えっ⁉︎てことは…」

「好きだよ。オレ、紗奈が昔からずっと好きだった。今もずっと」

「わたしも好き‼︎アイスよりもあいつよりも‼︎」

「おい…だからあいつって…だれだよ」

「しらないよ?だって、遼太があいつあいつって言ったんだよ?まぁ、はじめにわたしもつめたいアイスを、つめたいアイツってかんだけど…」

「それだよ。そこスルーするからこんなことになんだろ…」

「どんなこと?」

「こんなこと」

 

 チュ〜♡

 

 

 結果的によきなのでよきです♡

 

 

 

 おしまい♡

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― 新着の感想 ―
重い話?NTR?BSS? と思いきや両片思いからのバカップル誕生w 面白かったです
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