久しぶりの幼馴染からできちゃったって相談されて
オレには、大好きな幼馴染がいる。
しかし…オレの気持ちを幼馴染になんとなく、薄味風味でまろやかに包んでお伝えしても、全く伝わらない。
例えば、このチョコ好きー。紗奈と同じくらい好きって言っても、あーね。しか返ってこないし、好きな人いないのー?って聞いてもプライベートな質問は、お断りします。とか、言われる。
オレが告白されたときも、おめでとう。の一言だけだった。
…オレに興味なすぎですね。
ですから、ストレート告白したら、ストレートにフラれるやつですね。
なので、興味をもっていただきたく、はじめは紗奈の好きなお菓子を、部屋に常備していた。
そして、勉強もできるオレは勉強も教えてあげていた。
しかし‼︎
受験が終わると、勉強を教わらなくていいし、なんなら…お菓子も不必要になった。
なぜなら、バイトという名の収入が入るようになってしまったから。
これは…しまった。
恋愛のゲートもしまった…
いや、そもそも空いていない説…
どんどん…どんどこ離れていく幼馴染の紗奈。
離れすぎじゃね?
なんなら、避けられてる?
…
そんな幼馴染から、ひさびさに連絡がきた。
(悩み相談室って、この番号であってますか?)
と。
…
普通に相談があるとかでよくね?
てか‼︎
これって…
まさか…
恋のお悩み相談とかじゃねーだろうな⁉︎
(相談か、いつでものるよ。)
(なら、今から…いい?)
(うん。そっちいこうか?)
(できれば…お願いします。今、いっぱいいっぱいで動けなくて…)
⁉︎
めっちゃ追いつめられてるじゃん‼︎
(すぐいく)
オレは、すぐさま不安なドキドキをしつつ…紗奈のもとへ向かった。
すぐ隣だし、秒で着いたかもしれないくらい、すぐ着いた。
「紗奈‼︎大丈夫か?」
「あー…それがさ、結構重症なんだわ」
「どうした⁉︎」
「その…でき…ちゃって」
⁉︎
腹‼︎
さすってんじゃん‼︎
彼氏できたとか飛び越えて、まさかのそっちの相談かよ⁉︎
「相手は?」
「相手は、もちろん…つめたいアイツ…」
…
隣の席のやつ、クール男子だから全然話してくんないって言ってなかったか?
でも、つめたいってことは…そいつか?
「なんで…」
「だって、さみしかったんだもん‼︎遼太がかまってくれないから…ストレスすぎてつい」
⁉︎
「は?どういうことだよ⁉︎」
「ずっと好きだったんだよ⁉︎わたし…。でも、遼太…全然かまってくれないから…つい…」
…
「つい…って。オレ…ずっとかまってたじゃんかよ。いなくなったの、そっちじゃんか」
「だって…いつも言い方軽かったし、ずっと冗談かと…なんなら最近連絡してくれなかったし…」
…
しばらく沈黙のあと、オレは覚悟を決めた。
「わかった。オレがふたりとも面倒みるよ」
「えっ⁉︎」
「育てよう。一緒に」
「育てるの⁉︎そっち⁉︎」
「うん。」
「じゃあ、どんどん増やしてもいいの?」
⁉︎
「えっ?どういうこと⁉︎」
「だって、育てるんでしょ?なら、解禁ってことだよね?どんどん食べ放題?」
…
「え、それって…浮気的なこと?」
「まぁ、たまには浮気…したいよね。基本一択だけどさ?」
…それは、ダメじゃね?
「浮気とか…紗奈って、そんな感じだったの?なら、オレ…正直ムリかもしれない」
「だって、育てるってそういうことじゃないの⁉︎」
「なに言ってんだよ…そんなに次から次に浮気されたら、オレだって…さすがにムリだって。」
「なら、月五回は?」
⁉︎
「絶対ムリだろ…」
「なら、週一‼︎」
「浮気自体ムリだから。」
…
「へぇ、遼太はパスタ屋さん行ったら、絶対カルボナーラ一択ね」
⁉︎
「なにそれ…」
「だって、わたしが浮気しちゃダメなんでしょ?あのアイス一択なんでしょ?」
?
「今…あ、ううん」
今、あいつ一択をあいすってかんだよね?って、す《・》とつのいらん指摘するところだったぜ。
てか、
「あいつ⁉︎オレと一緒になるんじゃないの⁉︎そもそも、あいつとちゃんと話し合ったの⁉︎そもそもあいつってだれ?そっちの一択?てか、オレが浮気相手だったり?てか、そいつ隣の席のやつ?」
…
「え?遼太…なに言ってるの?あいつってチョコアイスに決まってるじゃない」
「はあ?なんで今…アイスの話してんだよ⁉︎ちげーだろうに」
「だって…できたのあいつのせいだし?」
「えっ?あいつがアイス?ちょ…意味わかんないから」
「だから、あいつができたのは、アイスのせいなの」
「なに?」
「コレ‼︎このニキビだよぅ。」
…
「え…できたのって…」
「ニキビだよ?育てるんでしょ?一緒に」
「育てねーよ‼︎」
「だって、さっき言ったよね?」
「それは、赤ちゃんができたんだって思って…」
「できるわけないじゃない。わたしたち手もろくに繋いでないんだよ?」
「いや…オレじゃなくて…てか、ニキビな!あはは!ニキビなら、な‼︎全然いいだろ‼︎そんくらい心配すんなって‼︎紗奈は、ニキビくらいじゃ、どうってことないくらいかわいいよ」
「ほんと?かわいい?」
「うん、めっちゃかわいいよ」
「なら…なんできちんと正式に告白してくれないの?」
「それは…みゃくなしだと思ってて…諦めてた」
「えっ⁉︎てことは…」
「好きだよ。オレ、紗奈が昔からずっと好きだった。今もずっと」
「わたしも好き‼︎アイスよりもあいつよりも‼︎」
「おい…だからあいつって…だれだよ」
「しらないよ?だって、遼太があいつあいつって言ったんだよ?まぁ、はじめにわたしもつめたいアイスを、つめたいアイツってかんだけど…」
「それだよ。そこスルーするからこんなことになんだろ…」
「どんなこと?」
「こんなこと」
チュ〜♡
結果的によきなのでよきです♡
おしまい♡




