0話
人生…もとい命は呆気なく終わる。
だからこそ、生きているうちに可能な限りやるべきことや、やりたいことをするのだろう。だから俺はこの人生が終わるまで全力で楽しむと自分の中で誓った。ある時そう思い、体感したからこそもてる思考なんだろう。
これは変わることのない俺の意思。
絶対に、揺らぐことのない巨大な決意。
変わらない。
変わってはならない。
この先に、何があろうとも。
「……?」
何か聞こえたような気がして、周りをぐるりと見回す。今ここには人はいれどそこまで多くはないし、大きな声で話している人もいない。気の所為だろうと、途中だった下校の準備をすすめる。
(そうか。今日あいつは委員会で、帰りがいつもよりかなり遅くなるんだったな。なら1人で帰るか。)
そう思い、昇降口まで歩き靴を履き替えた。外に出ると心地のいい風が吹き、過ごしやすい気温となっていた。校門を出ていつも通りの帰路につく。そこで軽い地震に襲われた。
(うわっ……。地震か…。そこそこ揺れたな。震度4くらいか?まあ平気か。一応ニュース見ておくか。)
スマホをポケットの中から取り出し、ニュースアプリを開く。大きな地震に繋がる様なものではないと書かれていたため、少しあった心配はすぐに消え去った。何事もなかったかのように再度歩き始め、駅前の大きな広場に着いた瞬間先ほどとは比べものにならないほどの、強い地震がおき体が宙に浮いた。その後地面に着地するも、立っていられなくなった。辺りには悲鳴が轟く。
(大きい地震は来ないんじゃなかったか!?)
そう思ったのも束の間、自分のいる広場に地割れができ始め辺りにどんどん広がっていく。そしてものの数秒で、広場の崩落が起き地下に叩きつけられ、瓦礫が自分の体に降り注ぎ下半身と、上半身の左半分を潰した。そして地震は止まったが、自分も含めそこには死屍累々の屍の山ができていて血や肉が散乱していた。まだ意識はあったがもう目はほとんど見えないし、痛みもなくなっていた。
(……俺もここで死ぬのか。まあそれなりに楽しい人生だったけど、まだやり残したことがいくつかあったなぁ。まだ死にたくないないなぁ。)
(まだ…、まだ、生きたかった……)
(死にたくない、死にたくない。)
そう思っても自然の摂理がそれを許さず、意識を暗闇の底へ引っ張っていく。
(あぁ…これでおわ―――)
そこで命が尽きた。
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次に目を覚ますと白い天井が目に入った。
奇跡的に生きていたのかと思ったが、あそこまでの重傷だったのに生きているはずがないと思い。あたりを見回した。
そこでは記憶にかすかにある人達の顔があった。
初めまして。ゆう、ともうします。
小説を書いてみたいと思いなにかないかと探したところこのサイトを発見し、書いてみたというところです。文才がないので分かりづらくなる所が多々あると思いますがご了承ください。
初めてなのであたたかい目でみてもらえると嬉しいです。まだ0話、所謂プロローグと言うやつなのでつまらないとは思いますがどうでしたでしょうか?少しばかりでもいいので気になってくれたらいいとおもいます。では次は本格的に始まるので待っていてください。では。