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即興短編

お母さんの代わりに彼氏のおっぱいを吸った

 あたしはお母さんがいない。


 あたしがまだ幼い頃、両親が離婚して、あたしは父に引き取られたのだ。


 お母さんの顔なんて覚えていないし、どうでもいいと思っていた。





「まぁ、座れよ」


 初めて彼氏の部屋に遊びに行った。

 中学二年生だった。

 べつにドキドキはしなかった。

 小学生の頃から知っている男の子だったので。


「綺麗にしてるんだね」


 和室で、こたつに座椅子だった。

 彼氏はあたしを座布団に座らせて、じぶんの座椅子に着いていた。




 座椅子に着いた彼の制服の中に入り込んで、あたしは彼氏のおっぱいを吸っていた。


 なぜだかは覚えていない。

 ただ、なぜかお母さんのことがたまらなく恋しくなって、無性におっぱいが吸いたくてたまらなくなったことだけ覚えている。



『ママ……、ママ……』


 夢中で、母乳なんか一滴も出ないのに、彼氏のおっぱいを吸った。


『ママ……、ママ……』



 彼氏はずっと大人しくて、好きなだけあたしにおっぱいを吸わせてくれた。





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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読させていただきました。 彼氏優しいですね。
[一言] う~ん 何かの夢のようなおはなし……
[良い点] あー、なんかせつない。でもほっこり感もありました。  [一言] 主人公の奇行をなすがままに受け止める、優しいぽっちゃり彼氏くんが思い浮かびました。  幼い時分からのつき合いで主人公の母…
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