表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日常の奇妙な短編集。

ゴミ拾い

作者: 三春星秋

僕の遊ぶ公園には偉い人がいます。

偉い人はゴミ拾いをしています。

落ちている缶、ペットボトル、たばこ、とにかくいろんな物を拾って大きいゴミ袋に入れています。


偉い人はおじいさんで、僕が見かけて挨拶をすると元気よく挨拶を返してくれます。

僕はおじいさんを尊敬しています。かっこいいと思いました。


だけど茂みの中でおじいさんは袋から出してゴミを落としていました。見間違いじゃないです。


はっきりとこの目で見たのです。

草葉に隠れて様子を見ると、そのゴミをまた拾いました。


僕は気づきました。この公園にたくさんゴミがあるのは、おじいさんがやっていて全て自作自演だったのです。


がっかりしました。偉い人から悪い人に変わったおじいさんを横目に違う公園に行ってゴミ拾いをしようと思いました。


授業参観の教室は拍手に包まれています。


子供達はゴミ拾いをしようとする事に注目して大人達はおじいさんに注目するのでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ