痛恨のミス
アテンションプリーズ!
届いた…!やっとだぁ!
そう言って部屋ではしゃいでいるのは……俺です。
俺の名前は天垣零
御年16の新高校生!
ん?何が届いたのかって?
ふっふっふー!
実は両親に高校生受験で見事第一志望に受かったら買ってもらうって約束してた新作ゲーム『マジックワールド』が届いたんだ!
説明が長くなりそうだから先に設定しちゃうな!
ここまでの会話はすべて飼い猫に独り言として話していた。
「よぉーし!設定しちゃいますか!」
零は早速届いたゲーム機の箱の包み紙を綺麗にはがした。
「うーん…容姿はこのままなのか…」
別に零は容姿がよくないわけではない。寧ろいい方だ。ただ…
「女と間違われないといいけどなぁ…」
そう。零はもともと中性的な見た目なのである。しかも名前も区別がつきにくいため、間違われることが多かった。それが十数年と続けば誰しも嫌になるだろう。
残念と思いつつも名前設定を開く。
どうやら名前は本名を入れてはいけないらしい。
容姿や身長、声などが現実世界と変えることができないため最低限の個人情報を守るための運営の措置だろう。
「名前…なまえ…うーん本名がダメとなるとなぁ……」
零は数分悩んだ後、レイアという名前を入力して決定ボタンを押した。
《初期装備を選択してください。》
AIらしい無機質な声を聞きながら過去一悩んだ。
「うーん…やっぱり動きやすいのは片手剣だよなぁ…でも杖もいいし…盾も…」
結果
「これにしよう。」
俺が選んだのは双剣装備の魔法使いだった。
どうやらこの装備は運営の意地悪らしく、難易度が高く、使いこなすことが難しいらしい…が、俺は難しそう…という感情より、面白そうという気持ちが勝ってしまった。
「ふー、、、こんなもんか?」
設定が完了し、さぁ!いよいよ!ということでゲームプレイボタンをクリックした。
…ステータス数値を設定するのを忘れて
いやぁ小説って難しい…
初めては難しい…
成長していけるように頑張ります。