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モノクロシティ

作者: 雨森めり

『電車』というお題に沿って、10分で書きあげるのが大変でした。稚拙ながら読んで頂けると嬉しいです。

グレーと黒で彩られた風景を見ながら、僕は気持ちが悪いほどに規則正しい音とともに揺れていた。


ーーーーガタン、ゴトン。


一体誰が、この乗り物の鳴き声を決めたのだろうか。

いつもは違和感なく受け取っている鳴き声なはずなのに、ひどく気持ちが悪いと思った。

「ねぇ、ママ、あとどのくらい?」

小さな子供の高い声と、低い鳴き声が混ざった。

「あともう少しで着くから、我慢して」

なだめるような母親の少し高くない声と同時に、この乗り物が動きを止める。

『○○駅ー、○○駅ー』

耳を覆うような、淡々とした機械音が響く。ひどく気持ちが悪い。何故だろう。いつもと変わらない一日なのに。

ホームの椅子に、花束が置いてあるのが見えた。

ーーーーそれでようやく、この気持ち悪さに気がついた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ーEndー

ここまで読んでくださりありがとうございました。ぜひご感想をお聞かせくださると泣いて喜びます。

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