【プロローグ】
もし、毎日同じ夢を見たとして……
そんな夢の中でいきなり「ようこそ」なんて言われたら……
あなたは一体どうしますか。
◆ ◆
・注意書き
本作は字数が多い作品となっています。そのため、縦書き読み推奨とさせていただいております。PC版小説家になろうではPDF小説ネットというものがあり、そちらで縦書き読みできるようになっています。もちろん、横書きの状態でも読める作品です。携帯からも縦書き読みができるようですが、字数が多いため携帯からの縦書き読みはおすすめいたしません。
★PDF小説のための目次★【プロローグ】3P〜【1】7P〜【2】12P〜【3】16p〜【4】22P〜【5】30P〜【6】36P〜【7】42P〜【8】51P〜【9】60P〜【10】65P〜【11】73P〜【12】84P〜【13】92P〜【14】98P〜【登場人物紹介】105P〜【15】108P〜【16】114P〜【17】124P〜【18】126P〜【19】134P〜【20】141P〜【21】148P〜【22】155P〜【23】162P〜【24】170P〜【25】182P〜【26】188P〜【27】197P〜【28】205P〜【29】215P〜【エピローグ】220P〜
何も見えない真っ黒な空間に、見覚えのない人が目の前に立っていた。ひざまずき不安で泣いている私に、微笑みかけながら手を差し伸べてきた。色白の手で、手首には白く輝く腕輪をはめている。私は恐る恐る手を伸ばし、その人の手を握った。
「ようこそ、夢幻郷へ」
しん、とする空間にその人の低い声が消えていく。優しそうなその顔にほっとする私を、その色白の腕で私を立ち上がらせた。私の足は、久しぶりに立ったのようにふらふらとし、私はバランスを崩し尻餅をつきそうになった。だが、その人が間一髪のところで私の身体を支えた。……よく見ると逆の手には、腕輪と同様に白く輝く指輪をはめていた。
その美しい指輪と腕輪に私の目は釘付けとなった。
「美しいだろう。この夢幻郷には少々眩しいものかもしれない。しかし、この輝きにも負けないぐらいここは素晴らしい世界だ」
その人は目を細め私に優しく微笑みかけた。と、同時に私の頭の上に手のひらを乗せた。すると、黒い世界に亀裂が走り、私の目の前に世界が広がった。しかし、その世界は見覚えのある風景だった。だが、何かがおかしい。
「……恐れることはない。この世界は自由なのだから」
私の様子を悟ったのか、落ち着きのある声だった。しかしそう言ったその人は、自由という言葉とは裏腹に遠くを見つめ、どこか寂しそうな様子だった。この世界が普通とは違うというのは、一目瞭然だった。私はその疑問をその人にぶつけた。
「どうしてこんなにも暗いのでしょうか。それに人の気配も感じられない」
私の小さな声は、物音一つ聞こえない空間にすぐさまかき消された。
「それは、この世界は夢だから。君は夢幻郷に招待されたんだ」
ありがとうございます。
ファンタジーにしようかと迷ったのですが、高校が舞台となりそうですので学園とさせていただきました。
拙い文章ながらも、誤字脱字は最低限のマナーとしてないように努力します。もし見つかりましたらご一報ください。
読んだ、の一言でも結構ですので感想をお願いいたします。飛んで喜びます。




