重いよ!!タイトル詐欺だ!!
初めまして、まひろです。
素人の下手の横好きで浮気性の作者です。(メインはどうなったんでしょうね?)
そんな駄目作者の拙い物ですが楽しんでいただけたのなら幸いです。
タイトル通りほのぼのするのはお仕事をし始めてからだと思ってください。
それまではどうしてこうなった?感が……
不定期更新ですが……大丈夫、勢いで書いてるだけだけどきっと完結までいけるはず……多分
はい、私の名前はアリスです。
こんな風にしゃべったり考えたり出来ますが、まだ私7歳ですよ、よくマセガキとか言われますね、自分ではそんなつもりは無いんですが。
えっと、私の家族構成ですが……もう後私だけになっちゃいましたね。
どういうことなのかと言うとですね、もういなくなってはいるのですが、本来なら父と母と妹がいたんですが皆死んじゃいました。
殺されたとかではなく『伝染病』ですね、私達はこの病気を『黒』といっています。私を含めこの村で生き残っているのは後何人いるのやら……
私の住んでる村は100人位の小さな村だったんですが、私が家の外に出れていたときには既に50人ほど死んでいたので、もう全滅も時間の問題じゃないんですかね?
突然ですが、私も後一週間生きれればいいほうですね……私も『黒』にかかっちゃいましたから。
いきなり重いって?我慢してくださいよ、どうせ私後ちょっとで死んじゃうんですから……
この『伝染病』病とは言っても実は常に苦しいわけじゃないんですよ、この病気が発症すると手足の先が黒くなっていくんです、だから『黒』なんです……でも発症直後は本当にそれだけなんです。
病の進行具合は人それぞれなんですけど、大体発症から一週間位ですね。この手足の黒が心臓まで染まると死ぬんです。苦しむ時は死ぬ時だけなんですよ、それまでは何時もと変わらず健康体なんです。
死ぬ時なんですが、黒が心臓まで来るとその人はすごい熱を持ち、のた打ち回り一気に体全体が黒くなっていくんです、そして突然動きを止め今度は一気に腐敗していくんです、さらにどうやらこの腐敗中も意識はあるようで……生きながら体が腐って死んでいくんです……正直どうしようもなく怖いです。
この病の感染源は分かりません、感染経路も分かりません……ただなんとなく私は接触と空気かなと思うんですがね、どちらにしろ既に手遅れですね、この病の特効薬なんて無いんですから、あったとしても私は手に入れようが無いですが。
つまり……私の命はあと一週間くらいですね。
後今の私は自分の家に隔離状態です。
感染を広がらないようにするためですね。
本来なら感染者は一つの場所に集めてまとめて隔離なんですが、私はもうここにいても言いといわれたので自分の家に閉じこもっています。最後はこの家で迎えるのでしょうね。
二日目です。
玄関に食事が置いてありました、誰かが置いて行ってくれたのでしょう。
ですが食欲がわきません、それでも無理して食べても結構残してしまいました、しょうがないのでパンなどはとっておきましょう。
食事を終えるとやる事がなくなります、正直言えば暇です。
そうなると今までの事を考えてしまいます、元気だった家族が突然黒によって死んでしまった時を。
私の父、母、妹は同時に『黒』に掛かってしまったのです、それも伝染病だと分かる前、本当に最初期だったのです。それゆえに家族が死ぬところを私は目の前で見てしまったのです。
思えばその時既に、私は感染していたのかもしれません……もしかしたら手足が黒くなるのは病状の最終段階なだけで、潜伏期間はもっと長いのかも知れませんね。
そして私も最後は家族と同じ最後を迎えるんですね……怖い。
三日目です。
朝から外がうるさかったのですが、外に出れない私は確認のしようがありません。
その所為なのか今日は食事がありませんでした。
昨日あまり食べていなかったからでしょうか、こうなってくるとお腹が空いてきます。
仕方ないので昨日とっておいたパンを食べましょうか。
後はもうやる事がない。
夕方にはいつの間にか外の騒がしさは消えていました。
四日目です。
随分と私の手足の黒が広がった……この黒は私の死への制限時間……怖い。
恐怖に駆られて家から出ては駄目だったんだけど家から出てしまった……でもそんな事は関係なかった、この村にはもう誰もいなかった。
生きている人は逃げたのか、私は一人村に取り残された。
私は一人だけになった、あと三日の命だ……どうしよう。
五日目です。
こんな状態でもお腹はすきます、何か無いかな……家には食べるものも水も無い。
お隣だった家に言って見よう、もう誰もいなくなった家に。
その後も他に家を調べたけど何も無かった、あったのは何かを燃やした後だけ、……せめて水くらいないかな?……そうだ、井戸の水があればくみ上げて飲もう、どうせ私は感染している、関係ない。
でも私の力では井戸の水がくみ上げられなかった、食べ物も無い。
六日目です。
手足は真っ黒になっていた……この分なら明日か長くても明後日には死んでしまいますね。
家族と同じように死んでしまいますね……
……………………怖……い………………怖い…………
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……怖いよう……誰か助けて……お父さん……お母さん……
………………お腹へったなぁ……喉かわいたなぁ……病気よりも此方のほうが深刻かもしれませんね。
……七日目です。
この日、私の体に変化が現れていました。
黒は心臓まで来ていないんですが、体中熱くてダルくて、意識も朦朧としているんです。
そういえば飲まず食わずで四日目ですね……脱水と空腹で『黒』より先に死にそうですね。
もう動けないのでこのまま死ぬしかありませんね……そう思っていた時人の声が聞こえたんです。
でも私伝染病にかかってますよね……それでも助けを求めてもいいんですかね……
…………でも、怖いんです……誰か、助けてください。
「誰……か、助…け…て……」
私の声が届いたのでしょうか……何かが近づいてきます。
ごめんなさい……誰とも知らないあなたに病気を移してしまうかもしれません……それでも、それでも私は……私は……
私の意識はそこで消えました。