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親友  作者: さくら さくら
1/1

契約

 桜が散って、夏が来た。

 高校一年生最初の夏。

 新しく出来た友達や先生の個性を理解し始めた今日この頃。


 ……キーンコーンカーンコーン


 学校の鐘がなる。

 「卓也、いくぞ!」

 「ぇ、うん!」

 卓也は友達の有太朗にひっぱられるような形で水泳の更衣室に向かう。

 夏の暑い日差しを浴びて、学校が汗をかいてるように、じめじめとした廊下。

 ダッシュでかけこんだ更衣室では、すでにほとんどの生徒が着替えを終え、出ようとしているところだった。


 「やべー!」

 有太朗がすごい勢いで制服を脱ぎ、水泳ようのパンツをはく。

 卓也もまけじと急ぐ。

 しかし、なぜが着替えがすすまない。

 「おさき!」

 遠慮なしで、有太朗が更衣室を出て行った。

 以前、二人して遅刻した時体育担当の柏倉先生に鬼のように怒られたことがあったのだ。

 「OK!」

 卓也は大声で有太朗に返事を返す。


 パタン


 有太朗が出て行って、一気に更衣室は静まり返った。

 卓也も水泳着に着替えたところで再び更衣室のドアがひらいた。

 有太朗か、とも思ったが違う。

 入ってきたのは、隣のB組の人だ。少し卓也よりも慎重がたかくてがっしりしたこげ茶色の肌だ。

 征服の彼は卓也に目もくれず、黙々と着替える。

 「…………」

 更衣室を出ようとしたときだった。


 逃げよう、とも思ったが扉の方には青年が立っている。




 



 「おい、お前ら遅いぞ!!」

 体が収まっり、卓也は青年の後を追ってプールへいった。

 もう授業時間は10分もない。

 しかし、柏倉先生は青年をみると怒りを抑え文句なしで授業に参加させた。

 ――特別扱い??


 「……最悪」

 卓也は失望の入り混じっためで、青年を睨みつけた。

 しかし何もすることはできない

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