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感想談義。


前章の「苛苛談義」でも思いましたが、ここのユーザーさんは「感想」の意味をどれくらい理解してるんだろうか……。



かん-そう【感想】

 心に浮んだ思い。感じ。所感。所懐。感懐。「-を述べる」「-文」

(『広辞苑』より抜粋。ていうか電子辞書)



ていうのは置いといて。とにかく他の作品を見ていると「えっ、これが"感想"?」としばしば思うわけで。

例えば「××が○○しましたね。次回も楽しみにしてます」とか。

一応感想っぽい体裁は整えてますが……これ、なんて返信すればいいんだ。

更新分の内容を手っ取り早く要約しただけでは、と思わなくもないのです。

そこで、「小説家になろう」のマニュアルを見直してましたらこんな注意書き発見。



 あらすじを書くのではありません


感想を書くということはあらすじを書くこととは違います。

どこが良くてどこが悪かったのか具体的に、誰もが読めるように書いてください。

(http://syosetu.com/man/impression/より抜粋)



うん、私の言いたいことが的確に書いてありました。つまりはこういうこと↑です。

「××が○○しましたね」ていうのはただの「あらすじ」です。「感想」じゃないと思います、厳密に言うと。

「次回を楽しみにしています」は貰って嬉しいコメントですが、全体の内容がこんなだとほっとんど意味を成してません、台無しです。全く中身のない社交辞令にしか取れません。

「××が○○しましたね。これが今後どういうふうに繋がるのかが気になります」

例えばこんな感じで、もう少し自分の思いを付加していただければ返信もしやすいです。


あと、これは私の持論ですが、感想は「書きたいときに書く」で構わないと思います。

好きな作品を見つけると、余裕があれば毎回更新する度に感想を書く"常連さん"が、どの小説にもいます。

書き込んでくれるのは嬉しいです。「ああ本当に好きで読んでくれてるんだ」としみじみします。

でも時々、無理矢理こさえた感の漂う内容が無いよう(シャレではなく)な感想が投稿されてると、大体作者にも伝わります。「なんかもう、半分義務感で書いてるな」と。

私は「小説は書きたいから書く」「読みたいから読む」、という基本自由主義です。

大して何も感じてないのに無理して感想書き込む、ていうのは……どうかな、とも思うのです。

書き込めるような感想がなかったのなら、それはそれでいいでしょう。つまりはその程度の作品だったわけですから。

作者側としても「ああ、自分の執筆の仕方が至らなかったんだな」で諦めたり、もっと頑張ろうと意気込んだり出来ます。


同時に、書き込みで感想を強要するようなやり方もあんまり好きではない。「感想板は作品の宣伝スペースじゃない」と以前にも言いました。

それで堂々と「自分も書いてるから読んで!」と宣伝意識丸出しで他には何にもないような感想は言語道断だというのは分かっていただけると思いますが……たまに、その派生タイプで、とりあえず手短に感想書いた最後に「私も更新しました。こんな話になってます」と毎回付け加えられているのを見ると、眉間に皺が寄ってしまいます。

明言はしてないけど、これって遠回しに「こっちの作品も読んで感想書け」って意味だよね? と思うのです。

こういう書き方されると、私は逆に読みたくなくなる。

感想というのは「下さい下さい書いて下さい読んで下さい!」と、ねだって無理矢理もぎ取るものじゃなくて、自分の創作力を磨いて自然と獲得するもののはず。

感想が書き込まれなかったら、「これはこの人の嗜好には合わなかったんだ」と何故察することが出来ないのか……と、たまに不満が募る。



以上、感想返信をしていて思ったことを綴ってみた。

こんなこと書いてると、せっせと感想を書いている健気な人々に敬遠されるんだろうか……。

本当は、感想もらうこと自体は嬉しい。本当に嬉しい。

でも、やっぱり内容が内容なわけで、私も人間でそれなりにプライドとかこだわりがあるわけで。

失礼千万とは知っていても、こうして言わずにはいられなかった。




(初出・2010年1月20日付報告記事「一喜一憂。」より)


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