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尻派と胸派の不毛な話。

作者: エンゲブラ
掲載日:2026/06/11

「お前は尻派か、胸派か?」


時折、男たちの間で行われる、究極のひまつぶし。

しょうもない議題であるほど、男は白熱する。


さまざまない屁理屈や心理学を駆使し、とりあえず相手方を否定し、自分派を賛美する。―― 実際のところは「どちらも好き」に決まっているのであるが。


筆者も何度か、このディベートに巻き込まれ、参加した記憶がある。時々の気分で派閥を乗り換えながら。この態度は、おそらく、この議題に参戦する直前に、どちらの「より魅力的な物体を見たか、触れたか」に過ぎない。


夏も近くなると、当然、露出も増える。

となると、男は本能的に視線を泳がせる。


歳をとると、若い頃のように、じっと女性の胸を見ることがはばかられるようになってくる。昔なら、視線を指摘されようが「うん、見てるで」と言い、少し笑えば許された(本当か?)。だが、今それをすると立場的にも、なかなかに微妙な線上を歩くこととなる。


「後ろ向きな尻派」の誕生である。


しかし、尻派の多くは「覗き」のポジションに、自然と陥る。相手の女性が気付いていない状態で、それを見ることとなるからだ。


これはどうにも居心地が悪い。

やはり正々堂々と「見ていますよ」としたいのが、筆者である。


歳をとると、こういった楽しいイベントからも、自主的にリタイヤせねばならぬのだとすれば、それは悲しい話である。



しかし、おじさんが露出の多い若者の胸やら尻を見ているのも不健全 ―― 露出の多い中年女性は少ないし、いたら、いたで、一抹の狂気も覚えるのでスルー案件。


「武士は食わねど高楊枝」


正しく歳をとるということは、やせ我慢を覚えるということでもあるのかもしれない。無許可で見ないのが「正解」である。


「覗き」は別としても、最近の筆者は「尻派」かもしれない。

胸は天からの贈り物であったり、偽パイであったりもするが、尻の造形は、その人の「生活習慣」が如実に現れる。引き締まった尻には、所有者への畏敬の念すら覚えるからだ。


ただ、だらしない尻が嫌いなわけでも、けっしてない(台無し)。

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― 新着の感想 ―
こんばんは。 深淵を覗くじゃないけど、「雄っぱい」とか表現はあるんで言ってる健全な紳士方にもそんな視線が向けられてるのに気づいてないと思うと微笑ましく映ります。にっこり。 相手を包み込むような胸と…
とても興味深く読ませていただきました。 やはりどちらかと言えば胸派です。鑑賞に関しては。 触るのなら、腹です。 嫁さんの腹、良く触ってます。たまにもんでます。 頬ずりするならば太ももです。嫌が…
おっしゃる通りです。 太ももと尻は、体全体の筋肉の70%を占めているそうです。 だから、この部分にはその人の「体」がもっとも現れます。 アスリートのケツを見れば明らかです。とくに力士。 ですから、…
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