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「やあやあ! 僕はアナルド! 社畜さ! 今は昼休憩でアクドナルドに来ているよ! 昼は大体アックさ!」

 アナルドは大きい口でバーガーを頬張る。口をバスケットボールのように弾ませて咀嚼する。バーガーの食べ過ぎでお腹が少しリバウンドしてきているが、

「えい!」

 とアナルドが手を添えることでお腹が引っ込み2点入る。最近スラムダンクとあひるの空を観たために頭がコンダクターだ。

「宮城がトビなんだよな」

 アナルドは何かを言っているが、まあ気にしないことだ。

「僕のお気に入りはこのビッグバンバーガーさ!」

 と言い、アナルドは食べかけのタワーのようなバーガーを指差す。

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ モスだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」

「またか」

 アナルドは悲鳴の下へ駆け付ける。そこにいたのは

「けええええええええええええええええええええええええええええ」

 と言う緑の化物だ。絶妙に食欲を無くすデザインだ。緑の化物は気円斬のようなものを沢山飛ばしてきて、

「わあああああああああああああああああああああああああああ‼」

 アナルドの身体は細切れになる。

「アナルドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」

「らんらんるー」

 アナルドはだんないよーみたいな呪文を唱え、細切れになった身体は元に戻る。

「しかしモスかあ。しかもあれはグレートモス。ならばこちらは」

 アナルドは懐からナイフを取り出し、

「煎餅‼」

 と言い手元で回転させたナイフを飛ばす。

「けえええええええええええええええええええええええええええ‼」

「この鳴き声も何か可愛く聞こえてくるな」

「萌えてる場合じゃないよ、アナルド‼」

 グレートモスの身体は煎餅により傷つけられる。傷口から紫の血液が零れだし、そこそこグロテスクだ。やはり食欲を奪うクリーチャーだ。

「可愛いが仕方ない、ビッグバンインパクトだ」

「可愛くないから早く片付けてくれよ‼」

 アナルドは凝により右手にオーラを集中させ、

「ビッグバン」

 とオーラを研ぎ澄まさせている時に、

「けええええええええええええええええええええええええええええええ‼」

 オーラが疎かになっているところを狙われ、

「何がやりたかったんだ、アンタ⁉」

 アナルドは絶命する。


 と思ったが

「アナルド緊急脱出‼」

 アナルドは身体を二分させグレートモスの攻撃を辛うじて避ける。

「アナルドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」

「らんらんるー」

「けええええええええええええええええええええええええええ‼」

「次こそ逝くよ。ビッグバンアタックだ‼」

 アナルドは手から気功波を飛ばし、

 グレートモスに直撃させてみせた。

 グレートモスは跡形もなく吹き飛ばさせてしまう。

「アナルドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」

「らんらんるー」

 アック大好きの社畜アナルドにより、

 また一つ小さな世界の平和は守られた。

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