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【設定】五大種族

◆ヒト Euman


 ヒトという種族はその数において、他の人種を圧倒している。肉体的にも霊的にも決して強者とはいえない彼らが、今日の繁栄を築くことができた理由は、何よりも遺伝的優位性にある。


 異種族間においては通常、子を成すのが極めて困難だ。ただし両親いずれかがヒトである場合は例外で、同種間と変わらぬ交配が可能だった。


 加えてヒトの形質は世代を重ねた後も色濃く反映される。長い年月をかけて異種婚を繰り返してきた結果、他種族にも大きく劣らぬ肉体的・霊的資質を有するに至ったのだ。




◆リコルヌ Licorne


 リコルヌの呼称は、そのものずばり一角獣(ユニコーン)を由来としている。頭部に頂く特徴的な角は、頭髪が変化したものである。


 主に西洋に生活圏を置き、人口はヒトの五分の一ほど。生物学的にはヒトに最も近い種族だが、寿命は少しばかり長く、百年以上生きる個体も珍しくない。これは彼らが角内部に保有する、治癒・解毒作用を持った物質『角髄(かくずい)』の影響であるといわれている。


 男女とも比較的小柄で、性格は親しみやすく、機知に富む。鋭い五感と敏捷性を持ち、多民族社会においてはそれらを生かした役割に就くことが多い。




◆鬼人 Namnar


 鬼人族は、東洋に多く住む種族だ。赤みがかった肌に大柄で屈強な肉体、そして鋭い犬歯などの特徴がある。髪の生え際付近にある二本の角はリコルヌとは異なり、成長に伴って皮膚が角質化することで形成される。


 寿命は二百年前後と長命である。だがその分、二次性徴以降は加齢が非常に緩やかとなっていて、成人までにはおよそ八十年ほどかかる。


 気性はやや荒いが義理堅く、勤勉であるため、他種族からの信頼も厚い。




◆魔人 Sorcerean


 魔人族は発祥地などの起源が明確でない、漂泊の民である。人間種全体に占める割合は極めて少数ながら、尖った耳と青白い肌を持つその姿は、世界中いたる場所で目にすることができる。


 若さを保ったまま数百年の時を生き続ける彼らは、人間種随一の知性を有し、魔法や学問に深く通じている。その性質は享楽的かつ個人主義であり、集団や組織への帰属意識も希薄である。




◆エルフ Elf


 魔人族と並んで非常に長命な種族として知られるのがエルフである。長身痩躯、眉目秀麗で長い耳を特徴としている。


 彼らは深い森の奥に集落を築き、その中で保守的な生活を営んでいるため、ヒトの文化圏には滅多に干渉することはない。


 しかし個人レベルでは、ごく稀に外界と接触を持つ事例がある。都市部で見かけるエルフは、そういった者たちと他種族との混血であることがほとんどだ。




 以下は主に五大種族に関する補足。


・人口比率は――ヒトが六割弱、リコルヌ・鬼人がそれぞれ約一割、エルフ・魔人がそれぞれ数パーセント、そのほか獣人種などの少数種族が合わせて一割強――となっている。


・長命種族の加齢が緩やかなのは肉体 (物質)と霊体 (霊質)の絶妙なバランスによるもの。不老長寿イコール不死ではなく、死ぬときは病気やケガであっさり死ぬ。むしろ短命種族のほうが病気には強い。


・寿命が長い種族ほど繁殖能力は低くなる傾向にある。魔人やエルフにとっての性行為はコミュニケーションや娯楽としての側面が強い。


・女性に月経があるのはヒトとリコルヌ、鬼人のみ。ヒトとリコルヌは周期や閉経までの期間にもほとんど差はない。鬼人は月経のある期間が長いが、体調の変化は比較的穏やかな傾向にある。


・魔人、エルフ、水虎、モンデント (兎人)は交尾排卵。それ以外は自然排卵。


・誕生日を個別に祝う習慣があるのは、ヒト・リコルヌ・獣人など短命種族のみ。


・魔人族、エルフなどの長命種族は、毎年一月一日に歳を重ねるのが通例。


・イムガイの鬼人族は二月三日 (璃旺の誕生日)に一斉に誕生を祝う。

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