螺線な立方体
久しぶりの投稿
言い訳、、、はしません
(⌒‐⌒)
四方八方囲まれた部屋
そこで暮らす僕
外で何が起こってるのか
知りはしないが
ここは平和だ
時偶表れる
奇妙な格好をした
爺さん婆さんは
寂しくないかイ?
等と聞いてくるが
寂しいなど考えたことが
ない
ここは襖に囲まれた
部屋
畳が敷かれた部屋
部屋の隅にあるのは
一台のテレビ
部屋の中央に座するは
一台の炬燵
炬燵の中央に座するは
一個の蜜柑籠
そこにある蜜柑を手に取り
手を黄色く染めるは
僕自身
炬燵に入り
暖まり
テレビを見ながら
一人
ゲラゲラ笑うのも
僕自身
この部屋に居続けるのも
僕自身
この部屋は僕の幸せに満ちている
だが時偶変化を求めてしまう
いつも食べている好物の小豆アイスから
隣にあった抹茶アイスを買う
そんな変化を
時偶求めるのだ
そんな時僕は
やるせなさに
虚無感に
のし掛かれながら
部屋の隅を見るのだ
そう
天井の
奥
奥深くを
そこには螺旋があるんだ
延々と続く螺旋が
螺旋の先に何があるのかは
わからない
いや
見えないんだ
僕には
いや
たぶん
うん
僕だけではない
みんな
僕はこの螺旋をみているとき
宇宙をみてるんだ
銀河と続く延々を
みているんだ
そう
時偶ここにやって来る
友人に言うと
鼻で笑われる
そしていってくるんだ
井の中の蛙って
知ってるか?
って
この友人は糞ったれだ
どちらかと云うと
良い糞ったれなのだが
糞ったれには変わりない
僕は友人に
井の中のの平和を知らぬ
亀がって言ってやった
それでも友人は笑うばかりだ
この部屋の
グルリグルリと廻る
螺線のように
僕はこの部屋を
歩き回る
宇宙を作るために
回っている
糞ったれがいった意味を
消化しながら
回る
宇宙を見いだす前に
僕は疲れで
一畳の上で横たわる
そして
上をみる
上には空はなく
あるのは天井
その四隅に
生まれる螺線の世界
そしてわかるんだ
ここは立方体だって
四方八方囲まれた
この部屋が
六面で構成されているって
サイコロのような部屋だって
理解
できたんです
心の底からわかったんです
ただわかっても
僕は
ここからでることはないのですが
つづかない( ̄ー ̄)