表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホンモノノスキ  作者: リンゴ
ウソの中のホンモノ
87/117

友人として     舞風優視点

仕事から帰ってスマホを確認すると、千愛希からメッセージが来ていた。




来週の仕事終わり空いている日ある?


前に話していた元カレと食事することになったんだけど、同席してもらうことってできる?




「えぇ・・・」


私がいたらなにか変わるのだろうか?


元カレと食事ってすごく気まずいと思う。その後も連絡を取り合って良好な関係ならまだしも、全然連絡を取っていない元カレとねぇ・・・私なら絶対に嫌だな・・・


でも普段お世話になっている千愛希の頼みだ。私は友人としてできるだけ、サポートしてあげたいと思う。



私は都合の良い日を伝えた。といっても仕事終わりも休日も一人か千愛希といる私には予定はなかった。


しばらくして返信が来る。


今週の水曜日に決まったらしい。



「今週の水曜日か・・・明後日か。結構急だな・・・」






特に何もなく水曜日になった。


時刻は18時半を少し回ったところだ。


約束は19時なのでまだ待ち合わせ時間には早い。


集合時間の駅前に来たが、まだ千愛希は来ていない。


「残業しているのかな・・・」


千愛希はたいがい定時どうりに仕事が終わるので、そのままくればもう着いているはずだが・・・


私は着いたというメッセージを千愛希に送った。


すぐに返信がきた。


もう向かっているらしい。すぐに着くだろう。



5分もしないうちに千愛希が来た。


「お待たせ・・・」


「いや、全然大丈夫・・・だよ・・・」


千愛希はめちゃくちゃオシャレをしてきていた。


「着替えてきたの?」


「うん。私の今日の服変じゃないよね・・・?」


よく見ればメイクも直してきているっぽい。すごい気合のいれようだ。


「大丈夫だと思うよ。なんというか・・・準備万端って感じだね・・・」


「まあね・・・彼は仕事が18時半に終わるし、接客業だから遅れるかもしれないから、ちょっと待つかも・・・」


「うん、いいよ。私今日何すればいい?」


「いてくれるだけでいいんだよ。本当に・・・一人だと上手く話せるか不安で・・・」


「わかった。2人が上手く行くようにフォローすればいいんだね。」


「そうしてくれると嬉しいな・・・会話が途切れないようにしてもらえると・・・」


「了解。千愛希の恋が上手く行くように頑張るよ。」


「ありがとう。」


千愛希は不安そうだ。


「千愛希。」


「・・・・あ、なに?」


「緊張しすぎ・・・私は何があっても千愛希の味方だから。」


「うん。ありがとう。あ・・・こっち。」


どうやら待ち人が来たようだ。



「こっちだよ、寺沢君・・・」


「え・・・」



聞き間違いかと思った。ウソであってくれと思った。


千愛希の元カレとは、私が好きになった寺沢蓮のことだった。



なんという運命のイタズラだろうか。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ