表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホンモノノスキ  作者: リンゴ
ウソをつくということ
PR
51/117

聞きたいこと     八瑠佳視点

私は蓮君からもらったネックレスを眺めている。


彼からアクセサリーをもらうのは、初めてだった。


彼は私にアクセサリーをプレゼントしようと思われることが何回かあった。でも、私はある理由から、私は断っていた。


だが、今回はついに受けとってしまった。


嬉しくないと言えば、ウソになる。正直言ってめちゃくちゃ嬉しい。


私と彼は周りから見れば、恋人同士に見えるだろうし、実際に恋人だ。


私は蓮君のことが好きこれは、はっきりといえる。




だが、彼と会うたびにいつも思い出してしまう。舞風優とキスをしている蓮君のことを。


それから約1年が過ぎたが、今だに舞風優とのキスのことを彼に聞けていない。彼からも話してくれない。


怖かった。私が舞風優のことを聞くことで、2人の関係が壊れてしまうかもしれない。彼も同じ心境なのかもしれない。


謝る、それだけで終わらず、別れを切り出されることがあるかもしれないというのが本当に怖い。


だから、聞けもせず現状維持という一番やってはいけない状態を続けている。




舞風優とは、最初の内はメッセージを送り合っていたが、今はそのメッセージのやり取りすらない。


理由は舞風優が金沢に異動して1ヶ月ほどたったころ、電話をしたが、出てくれず、後日忙しいから電話は当分出れないと拒否をされてしまった。それが原因だ。


彼からはたまに、舞風優は元気?と聞かれることがある。


私はその度に、元気だけど忙しいみたいと言っている。


忙しいから会えないみたいと行くはずだった、金沢旅行も話は止まったままだ。


彼にウソをついてしまっている。そんな自分が許せない。


そして、ウソが上手くなっていく自分がキライだった。





私たちはお互いにを言わなければならないことを言わずに、付き合っている。


そんな状態が良いはずがない。


こんな状態でアクセサリーもらっても、舞風優の顔がちらついてしまう。そう思って、彼とはショッピングはあまり行かなかった。


実際に舞風優のことを考えてしまっている。


「受け取らない方が良かったのかな・・・?」


でも、あの状況で受け取らない。そんなことはできないような気がする。



早くこの状態を終わらしたい。そうすれば、私たちに後ろめたいことはなくなるはずだ。


私たちは未来に進めるはずだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ