表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホンモノノスキ  作者: リンゴ
ウソをつくということ
49/117

1年後①     蓮視点

ここから前回から約1年後の話になります。


これからもよろしくお願いします。

「暑いな・・・」


蓮は駅から下車し、夏の温度を感じる。


季節は流れ、俺と八瑠佳が付き合って1年が過ぎた。


今日は付き合って1周年記念ということで、2人が結ばれた水族館に行くことになった。


ここに来るのは、1年ぶりということになる。


蓮は待ち合わせ場所に向かう。


おそらく、彼女は先に来ているだろう。付き合いたての頃は自分が先に着くことが多かったが、今では八瑠佳が先についていることがほとんどだ。


蓮は時計を見る。集合時間の15分前だ。


「蓮くーん。」


八瑠佳が手を振っている。やはり先に来ていたようだ。


「お待たせ。」


「全然、待ってないよ。まだ、集合時間の15分前だよ。」


「じゃあ行こうか。」


「うん。」


2人は何もいうことなく、手を握った。これが当たり前と言わんばかりのように。


「今日は暑いねー。」


「だね。40℃超えるかもって天気予報で言ってたな。」


「夏だね・・・」



八瑠佳はきれいになった。彼氏のひいきめを抜きにしてもだ。


出会った時よりだいぶ大人の女性になったと思う。


自分と釣り合ってないというのは、常に感じていた。


それを八瑠佳に言ってみたら、本気で怒られてしまったことがある。それ以降、話題にすることはなくなった。




俺たちの交際は順調に見えた。


週に1回は必ず会うし、電話もほとんど毎日している。


交際がすべて順調というわけではなかった。喧嘩もしたし、すれ違いも何度もあった。


その度に乗り越え、絆を深めてきた。


周りから見てもしっかり恋人に見えるようになったと思う。


・・・・・



「中に入ると、涼しいな・・・」


「そうだねー」


クーラーが聞いている館内は快適だった。


「ここも懐かしいね・・・」


八瑠佳がしみじみとつぶやく。


「1年ぶりだもんな・・・よく覚えている・・・」


「私も・・・あの時本当に緊張していたんだよ。」


「そうだったっけ?」


「そうだよー。でも、あの後にね・・・」


八瑠佳がこちらをにらむように言う。


「う・・・あの時は若かったんだよ・・・」


「1年しか経ってないじゃん・・・」


「「ははっ」」


2人同時に笑う。


俺たちは思い出に浸りながら、水族館を巡る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ