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ホンモノノスキ  作者: リンゴ
言えない本音
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出会い②     舞風優視点

「何名様ですか?」


「3人です。」


3人は席に案内される。


栞ちゃんと千愛希さんが並んで座り、私は栞ちゃんの正面に座った。


「さっき何の話してたんですか?」


「金沢に行く高速道路が通行止めになっているって話。」


「千愛希さんに教えてもらって助かりました。今月末金沢に行く前に知れて良かったよ。」


「舞風優さん、お姉ちゃんと同級生なんですし、そんな丁寧に話さなくてもいいですよ。」


「そうなの!?同い年には見えなかった。大人っぽいから年上かと思ってました。」


「見た目は大人っぽいんですけどねー。中身は・・・子供ですよ。」


「栞に言われたくないなぁ・・・」


私は思わず笑ってしまう。


「二人とも仲いいんだね。」


「そうかなー。昔はよくケンカしたよね。」


「ねー。最近はしてないけど。そんなことより、注文しましょうよ。」


「そうだね。」


私たちはメニューを、見ながら注文する。



・・・・・・



すぐに頼んでいたメニューが届いた。色々悩んだが、みんな結局ケーキセットにした。


「美味しそう―。」


「いただきます。」


千愛希さんに続く形で私と栞ちゃんもいただきますといい、ケーキを食べる。


ケーキを千愛希さんはきれいに食べている。本当に品があるなぁと私は感じていた。


「どうかしました?」


「いえ、なにも・・・」


見ていたのが、ばれてしまった。私は話題を変えようとする。


「千愛希さんは何のお仕事されてるんですか?」


「食品会社の受付をしています。」


「そうなんですか。私の職場、金沢駅の近くなんですけど、近いですか?」


「近いですよ。金沢でも私と会ってもらえるなら、一緒に遊びませんか?」


「お願いします。金沢に友達いないですし、色々教えてもらいたいです。」


「金沢案内しますよ。」


「ぜひ、お願いしたいです。」


千愛希さんと舞風優の会話は弾む。


「連絡先交換しておいたら、いいんじゃないですか?」


「そうだね。舞風優さん交換しましょうか?」


「はい。用意しますね。」


2人は連絡先を交換する。


その後も3人は会話を楽しんだ。



・・・・・



「今日はありがとうございました。」


「こちらこそ、ありがとうございました。」


「じゃあ、また金沢にきたら連絡ください。」


私は2人と別れる。


思っていたより楽しかった。千愛希さんとも友達になることができたと思う。



(全然喋んない人なのかなと思っていたら、すごく話しやすかったな。)



私は電車にのる。


私はふと思う。千愛希さんから受けた印象は寺沢蓮から受けた印象にものすごく近いと感じてしまった。


(こんなところまで、あいつが出てくるか。私どうかしてるな・・・)


電車の窓からは夕日がきれいに見えていた。その夕日を見ながら、私はあいつのことを考えていた。




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