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ホンモノノスキ  作者: リンゴ
言えない本音
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出会い①     舞風優視点

今日は栞ちゃんの姉と会う日だった。話だけ聞くと暗い性格なのかなと思った。


今日待ち合わせする場所は、栞ちゃんが働いている喫茶店にするのかと思っていたら、姉が遠慮したらしく、別の喫茶店になった。


待ち合わせ場所の駅に着いた。栞ちゃんは先についていたみたいだった。



(あの人が栞ちゃんのお姉ちゃんか。)



すごくかわいらしいなというのが第一印象だった。休日は部屋に引きこもってアニメを見ているとはとても思えなかった。



(見た目ではオタクとかわからないからなぁ・・・)



私はふとあいつのこと、寺沢蓮のことを思い浮かべてしまう。


自分自身があいつのことをどう思っているか結論は出なかった。答えを出すのが怖くて考えるのをやめてしまった。



(今あいつのことを考えていたらダメだ。)



そう思い、栞ちゃんの前までくる。


「お待たせ。」


「あ、舞風優さん、こんにちは。」


「はじめまして。いつも栞がお世話になっています。私、姉の森田もりた 千愛希ちあきです。今日はよろしくお願いします。」


「わざわざ丁寧にありがとうございます。神谷かみや 舞風優まふゆです。」


丁寧にあいさつされて驚いたが、私も自己紹介をする。


「二人とも固いですよー。もっとリラックスしてくださいよ。じゃあ行きましょうか。」


栞ちゃんが歩き出す。


私と千愛希さんは追いかけるように歩く。


「名古屋はよく来るんですか?」


「今日で3回目だと思います。栞に会いに来るときしか来ないです。」


「そうなんですね。金沢から何で来たんですか?」


「電車です。前は車で来たんですけど、今高速道路が崩落してて、通れないんですよ。なので今回は電車です。電車だと大回りすることになるので、時間かかりますけど。」


「そうなんですか?知らなかったです。私来月に金沢に異動するんですけど、車で行くつもりだったんですけど。いつからでしたっけ?先月末に家の下見行った時は通れたんですけど。」


「一週間ほど前に岐阜県の北部で大雨が降ったのが原因らしいです。」


「どうしようもないですよね・・・会社に言って新幹線とか使えるかなぁ。」


「使えそうですけどね。」


「いい情報もらいました。ありがとうございました。当日まで気づかなかったら大変なことになってました。」


「いえいえ・・・」


2人は笑い合う。


(思っていたより話しやすい・・・)


「つきましたよー。」


栞ちゃんが私たちを呼ぶ。





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