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ホンモノノスキ  作者: リンゴ
言えない本音
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変化     蓮視点

河瀬さんと付き合い始めてから、一週間が過ぎた。


付き合ったからといって蓮の生活は大きく変わらなかった。メッセージのやり取りが大きく増えたのとシフトの休みを合わせるようになったことくらいだろうか。


河瀬さんの要望もあって、少し時間の時間でいいから一週間に1回以上は必ず会うという約束をした。


蓮は嬉しかった。今まで人にこんなに求められたことはなかったからだ。時間は経っていないが、毎日が充実していた。


「寺沢さん、前に言っていた話どうしますか?」


後輩の山下さんから尋ねられる。


「・・・・?」


「えぇ・・・、もしかして忘れてます?」


山下さんは不機嫌になる。


「私と飲みに行く約束のドタキャンした時に、埋め合わせしてくれるって言いましたよね?」


「・・・あー・・・」


色々あったせいで、すっかり忘れていた。山下さんの目が怖い。


「うわー・・・、かわいい後輩との約束を忘れるなんて・・・」


「飲みに行くの誰か誘っちゃダメかな・・・?」


「えー、元は寺沢さんの悩みを聞くために飲みに行く予定でしたよね?意味なくなりません?」


「っ・・・。なんと、言いますか、悩みの種は解決しちゃったんですよ・・・」


「じゃあ普通に飲み会しましょうよー。今日とかどうです?もうすぐ仕事終わりますし・・・」


「いや、今日は・・・」


「二人ともー」


店長が2人を呼ぶ。


「仲がいいのは結構なんだけど、仕事してねー」


「「はいっ!」」


2人は急いで仕事に戻る。



・・・・・



「「お疲れ様でした」」


蓮は山下さんと一緒に店を出る。


「じゃあ行きましょうか。」


「いや、今日は先約があって・・・」


「じゃあ、今度時間作ってくださいよー」


「いや、2人で行くことはできなくて。」


「・・・・・私と二人は嫌ですか・・・?」


山下さんは上目遣いで蓮を見る。


「そういうわけではなくて。実はさ・・・」


「寺沢さんー。」


まさか・・・


河瀬さんが自分を読みながら、向かってくる。


「ふーん・・・また前とは違うタイプのきれいな女性ですね・・・」


「あの、山下さん・・・目が怖いです・・・」


河瀬さんはすぐ近くまで来た。


「寺沢さん、すみません。店まで来ちゃいました。」


「・・・じゃあ、寺沢さん私失礼しますね。」


「お、お疲れ様です・・・」


山下さんは行ってしまった・・・また今度説明しよう・・・


「じゃあ、行きましょうか。話していたカレー屋でいいですか?」


「はい。さっき一緒にいたのは、職場の方ですか?」


「そうです。後輩の山下さんです。」


「そうなんですね・・・仲いいですね・・・」


「そんなことはないですよ。山下さんが入社したばかりのころ、教育係だったので話しやすいってだけですよ。」


「そうかなー・・・」


河瀬さんは不安そうな顔をする。


「俺、モテないですよ・・・早くカレー屋行きましょう。お腹すきました。」


「そうですね・・・今日仕事どうでしたか?」


2人は何気ない話をしながら、並んで歩く。

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