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課外授業 2 チニリエル

 部屋に入ったわたしはそのまま執務机の方まで歩いて行く。ここは仕事などで使う部屋なので仕事に必要な本や史料などが保管されていたり仕事をするための机などが揃っている。といってもわたしの仕事のほとんどはここでやらなくてもよいものばかりなので、ここでするのは時空の歴史について記すぐらいだ。


「さて、さっきからわたしの方を見てたけど何か用でもあった?」


机の上に座りチニィの方を見る。するとチニィはゆっくりわたしの方に近づいてきて、何故かわたしの足下に座ると土下座のような体勢になった。


「お願いします。」


「何が?それだけじゃ分かんないからもっと具体的に言ってもらわないと。」


そう言いながら丁度良い位置にあったチニィの頭を踏みつける。グリグリと足を動かすと小さくチニィの身体が震えた。


「ねぇ。聞いてる?わたしに何してほしいの?」


そう言いながらさらにチニィの頭を踏みつける。すると先ほどよりも少し大きく震えるとわたしに踏まれた状態で少しずつ話し始めた。


「わたしを、めちゃくちゃにしてください!」


チニィがそう言った。それを確認すると頭に置いていた足を外してチニィの首を掴むと引きずりながら隣にある部屋に移動した。そこにある二人がけのベッドにチニィを放り投げると、そのうえに覆い被さるようベッドにあがった。


「今日は少し違う攻め方をしてみようと思うの。」


そう言うとわたしは優しくチニィの服を脱がしていき、守護天使らしい引き締まった身体を露わにしていく。


「相変わらず羨ましいくらい綺麗な身体してるね。」


「それはそうですけど・・・。」


チニィは少し恥ずかしそうにそう言う。その仕草もわたし好みだったので抱きしめてチニィの耳を甘噛みしておいた。突然それをやられたチニィは少し驚いていたがすぐにおとなしくなった。


「さてさて、始めますか。」


そう言うとわたしは獣人の姿に変身した。この姿は妖狼の力を使うために時々取っているのだが、力を使うときでなくても姿を変えるのは結構使う。


「えっと・・・何するんです?」


「いいからいいから。」


そう言うとわたしは四本の尻尾を使ってチニィの肌を撫でていく。わたしの尻尾はなめらかな毛並みをしていてよくメイドに抱き枕に使われるぐらい柔らかい。その尻尾で全身を撫でられているのだ、相当くすぐったいだろう。その証拠に身体をよじってもだえている。表情が嬉しそうなのは見なかったことにしよう。


「ふむ、この責め方でも良さそうならこれからはこれで行くか。まぁ時間稼ぎにしかならなさそうだけど。」


いまだに身体をよじっているチニィを見ているとなぜだかわたしの中にもよくわからない感情がわき上がってくる。いつもと違う攻め方なのに喜んでいるのが少し気に入らないが。


「・・・ふん!」


喜んでいるチニィのお腹を少し強めに殴ってみる。


「ゴッハァ!」


急に殴られたことで口から押し出された空気を吐き出すチニィ。


「うん、やっぱりこっちのが楽しいな。」


その様子を見て先ほどよりも楽しいことに気がついたわたしはいつもよりも激しく攻め始めた。まずはチニィにわたしの指を咥えさせるとそのまま喉の奥まで押し込んだ。すると嗚咽を漏らしながらチニィは指をはずそうとするがその腕を空いている手と尻尾で押さえ込んで暴れるチニィの身体をわたしの身体と尻尾で押さえる。


「オェ!ゴォエ!」


「まったくそんなに苦しむんだったら何で呼吸が必要な肉体を持ったのか・・・。ま、それでチニィが喜ぶならわたしも楽しいけど。」


もがいていたチニィだったがその顔は赤く熱を帯びている。やがて気を失ったのか動かなくなった。それを確認したわたしは口から指を引き抜くと指に着いた液体を拭い取った。いまだに熱を持っているチニィのからだを撫でると部屋を出た。少し時間を使いすぎているが問題はないだろう。近場にあった窓から外に出るとイル達を案内しておくように言った部屋のまどから中に入った。


「もう着いてましたか。」


部屋には連れてきた二人の姿があり、椅子に座ってくつろいでいた。


「部屋に入ったのは少し前です。そこまで時間は経っていませんね。」


「そう。それならよかった。」


部屋に入ったわたしは壁一面に並べられた本棚から一冊の本を引き抜いた。その本の背表紙を指でなぞると本棚の同じ場所に戻した。すると本棚の一部が音も無く吸い込まれるようにして床に埋まった。


「さて、ふたりとも付いてきて。」


本棚がなくなって出来た通路を通るとその先にはわたしが管理する大書庫が現れた。大書庫は果てしない広さと高さを誇る空間に限界まで本棚を詰め込んである。半分以上は空っぽだが本棚自体の数も膨大なので蔵書の数は数え切れない。今わたしたちは高い本棚の真ん中当たりにある小さなバルコニーのような場所にいる。


「ここには全ての世界のありとあらゆる本が置いてあるの。たしかイル達の世界はあそこらへんだったかな。」


落下防止用にある柵を乗り越えると羽を広げて目的の本棚まで飛んだ。といっても羽を広げすぎるとすぐに本棚に当たるので基本は浮遊して移動する。目的の本棚で数冊本を見繕うとその本を持ってバルコニーに戻った。


「こんなところかな。取りあえずここにいる間はこの本を読み終わるのが当面の目標。間にはわたしを含めたここにいる他の天使とか神が力の使い方を含めて教えるから。時間は無いからどんどん行くよ。」


持ってきた本を二人に渡す。それから手を叩くとメイド服を着た一人の天使が部屋に入ってきた。


「お呼びでしょうか。」


「相変わらず早いね。これからこの二人に色々と教えていきたいから頼んでもいい?できる限り多くのことを教えてあげて欲しいかな。」


「分かりました。その間あなたはどうするんですか?」


「ここにいても邪魔だろうし仕事の方も問題ないだろうから少し遊んでくるよ。」


「・・・また色々言われますよ。」


「分かってるよ。」


すこし呆れたような顔をしながらも笑顔でそう言った天使。さすがに長いこと一緒にいるだけはある。その天使に笑いかけた後わたしは後ろに倒れるようにして時空間の中に飛び込んだ。遊びに行くと天使にいったものの何処に行くかもまったく決めてないうえ、何をするかも決めていない。どうしようか考えているとふとあいつのことが頭の中に出てきた。


「そういえば召喚される側にまわったことはないな・・・。あの時は巻き込まれただけだし。」


そう思い立ってすぐに時空間が繋がる全ての世界をあさり始めた。探しているのは召喚やらなんやらをおこなおうとしていて、そこそこ強い奴がいる世界。ざっくりとした絞り方だがそもそも他の世界から人を引っ張ってくる方法を知っている世界が限られるのでかなり早く目的地を定めることが出来た。前のように世界に異常が起きないように調整してからその時を待った。今回その世界は四人の引っ張るつもりらしいので空いていた一枠にわたしの存在を滑り込ませてある。問題が無ければわたしが喚ばれるだろう。


「さてさて、今回の世界は間引き対象だし一様許可だけもらっておくかな。」


一通り準備が終わったことを確認するとわたしは今回行く世界が連なる系列を管理する創造に繋げた。


『・・・ん、どうかしたかー。』


繋がるとすぐに創造から反応が来た。相変わらずわたしたちに対しては気楽な反応だ。


「少しね。間引きするから一様許可だけもらいにね。丁度行く機会があるからやってこようかと思って。」


『そういうことか。ん、問題なしだな。神とか天使も引き上げてあるし残ってるやつが数体いるから連れて帰ってきてくれると有り難いな。』


「承った。他に何かある?」


『んー・・・、特になし!』


「分かった。」


それだけ離すと創造との繋がりを終えた。繋がりを終えてすぐにメイドに口止めすることを忘れたことを思い出したが問題ないだろう・・・。そうこうしていると向うの世界が召喚を始めたようでわたしは時空間を通ってその世界に引っ張られていった。






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