ゼフの魔導メモその5
[プラチナムスラッシュ] (ハティベア、後編)
白金の魔導の光が衝撃と共に辺りを照らし、斬線の先にあるあらゆるものを両断する魔導。
ボール系統の五属性全てを神剣アインベルをまじえて合成することで使用することができる。
その威力は最上位クラスのボスが放つ魔導並のようである。
……が、強力過ぎて周りのものまでまとめて両断するため、使いどころが難しい。
二度目の使用時、あまりにも凄まじい威力のためにダンジョンの魔力を削り取り過ぎるとして使用する場面を見ていた派遣魔導師に使用禁止を言い渡された。
(ティロス廃工場、中編)
攻撃魔導、緋蒼翠空魄、初等五重合成
[スティール] (ハティベア、後編)
月光の籠手というマジックアイテムで使用可能になる魔導。
魔物を倒すことなく、直接アイテムを抜き取る事が出来る魔導で、これを使えば手間はかかるがレアなアイテムを手に入れやすくなる。
使用方法は、念じる事で魔力で構成された魔物の身体を装備した小手と腕が透過し、その中からアイテムのみを抜き取る事が出来るのである。
(ティロス廃工場、前編)
また、魔力が高すぎると盗み自体はしやすいが、逆にレアアイテムは盗みにくくなる。
……使っているシーンを見た方はいろいろ言いたいことがあるかもしれないが、
気 に し て は い け な い
固有、??、??
[ワイドボイス] (告白)
遠くまで声を飛ばすことが出来る。
ゼフは使用、できない?
五天魔の空の補佐官が使用。
固有、空、??
[エンチャントスペル] (号奪戦、後編)
一定時間の間、行使する魔導に能力の向上を付与する魔導。
ハイネスが威力、クイックが詠唱短縮、ロングが魔導の効果時間、射程の向上。
マジックアンプ等、補助魔導の重ねがけにも対応しており、その使い勝手はかなり良い。
詠唱、ハイネス
「黒き螺旋の蛇よ、我が魔導に纏いて敵の喉笛を食い千切れ」
詠唱、クイック
「黒き螺旋の蛇よ、我が魔導に纏いて研ぎ澄ませ」
詠唱、ロング
「???」
補助固有、?、大魔導詠唱あり
[バーストウェイブ] (号奪戦、後編)
昔使っていた煙幕合成魔導の正式名である。
威力の低い魔導同士の組み合わせにより煙幕と化した。
??、緋蒼、初等二種合成
[ホワイトウォールダブル] (五天魔の戦い)
ホワイトウォールの二重念唱。 初等魔導を防ぐホワイトウォールだが、ダブルで発動させることにより中等までの魔導を無効化することが出来る。
その代わり、発現していられる時間は短くなる。
補助、魄魄、中等二重
[ブルーウォール] (サニーレイヴン、後編)
五系統のウォールの中で最高の硬度を持ち、狭い通路などに発現させると相手の進行を阻む壁となる。
ただしそれは表向きの使い方。
今サニーレイヴンの動きを止めているのはブルーウォールの裏の使い方によるものである。
魔導により発現した壁は、いかに魔導耐性をもつボスといえど、力任せに破るのは時間がかかる。
ウォール系の魔導は、座標を狙い、そこに魔導を発動させることで発現する。
魔物のいる座標、そこに寸分の狂いなくブルーウォールを発現させることで完成するこのブルーウォールハメは、動いている相手に発現させることは難しいが、一度ハマってしまえば、完全に動きを止めることが可能だ。
ゼフ「長きに渡り魔導師協会で「壁」の名を冠してきた魔導、すぐに破れるような代物ではない。」
……が、↑でかっこいいことをいっているわりに緋系統の魔導で簡単に破れてしまう。
いわゆる、氷の壁のためである。(五天魔の戦い)
補助座標指定、蒼、中等
[バーストクラッシュ] (五天魔の戦い)
脅威的な爆発を引き起こす。その爆発は自身すらも危険に晒すので、普通は使われることはない。
攻撃、緋蒼、中等二種合成




