用語、その他解説その3
魔力値が少ない人の魔導レベル修行方法 (釣り)
魔力の低い人は、大魔導を覚えても魔力値が少ないため使う事は出来ない。
よって魔導師が魔力線を通じ、魔導を使う感覚を共有する事でそのレベルを上げて消費魔力を減らそうとする事ができる。
手間はかかるが、これならばレベル、魔力値の低い者でも強力な魔導を使うことが出来る。
レディアに施したグロウスのレベル上げと基本は同じだが、被術者がある程度魔導の才能がある者であればそこまで難しくはない。
ポーカー (罰ゲーム)
まずカードを各々に5枚配り、手札からいらないカードを好きな枚数捨てる。
次に山札からその分を補充して、一番強い役を作った者が勝利というゲームだ。
子供から裏カジノまで、手軽に楽しめるゲームとして深く浸透している。
………ぶっちゃけトランプのD○ ポーカーと一緒。
船について (クラーケン、後編)
船員の中にはいざという時に備え、何人か魔導師がいると聞いたことがある。
魔導によって推進力を得て、逃げる時のためにいるようだ。
獣人 (イズの港町)
獣人とはこの北の大陸に多く住む、半人半獣の種族である。
獣の耳や尻尾を持つことになった人々で、その変化は肉体だけでなく精神にまで及び、普通の人間に比べ精神がやや不安定だ。
興奮すると、まるで獣のように衝動的に動くことが多い。
しかし戦闘能力や索敵能力に優れ、人間と共に魔物と戦うこともある、基本友好種族である。
特徴的なのはその瞳、普段は青色であるが、感情が高ぶると赤色に変わってしまうのだ。
獣人の発生は、大地の呪いにより人間が姿を変えられた、というのが風説である。
大地には魔力が溢れており、其処彼処にたまった魔力を外へ噴き出すポイントがある。
これがダンジョンと呼ばれ、噴き出した魔力が付近の岩や水、動植物を媒体として魔物となるのだが、太古の昔、人間が魔力が大量に噴き出すポイントに長く住み続けた結果、獣人の子供が産まれるようになったとか。
そういった背景がある獣人たちは、荒事に慣れている冒険者はともかく、町の人々には受け入れられ辛い傾向にある。
北の大陸の魔物 (多重合成)
この北の大陸は、ワシらがいた東の大陸に比べ大地の魔力が段違いに高い。
そのため、もちろん生まれてくる魔物も強くなって生まれてくる。
雑貨屋について (多重合成)
雑貨屋はある程度品揃えがよく有用品であれば売ったりできるが、買い物をする場合、個人が出している露店に比べるとかなり値が張る。
この町にも露店市場はあるが、そこまで見ている時間はないしな。
魔力線操作による成長の弊害 (ゴライアスの森)
魔力線はあまり強く弄ると身体に強烈な負荷がかかる。
その分魔導のレベルは強化されるが、下手をすると二、三日は足腰が立たないかもしれない。
まぁ今日一日は起きてこられないだろう。
ダンジョンの性質③ (ゴライアスの森)
ここに生えている薬草はダンジョンの魔力により育った草で、採取しても数日後にはほぼ完全復活する。
これはダンジョン内の木や建物を破壊しても数日で元に戻るのと同じような理屈なのだろう。
ベルゼル病 (ゴライアスの森)
長い間、北の大陸の人々を苦しめてきた病で、強烈な腹痛と高熱により一週間程で死に至るという病だ。
感染率が低い事からもあまり認知度は高くなく、そのため治療法も長くに渡り発見されなかった。
――――しかし未来では既に治療法は確立されていて、ゼフはそれを知っている。
↓直す方法
ミルハーブを煎じたものを飲ませればいい。ゴライアスの森に生えている。
ゼフ「ベルゼル病は獣人が感染源となっている病なのだよ。発症率もあまり高くないし、発症者はすぐに死んでしまうから船で渡ってくることもない。だから獣人の少ない東の大陸では、ほとんど知られていないのだ」
↓未来でのベルゼル病
治療さえ適切であればベルゼル病の治療率は高く、未来では発見から20年で北の大陸からはほぼ脅威を失ってしまった程である。
獣人の原種 (シルシュ=オンスロート、前編)
原種と呼ばれる赤髪赤目の獣人がいる。
獣人の中でも特に激しい獣性を持ち、本来獣人は怒りによって目が赤くなるだけの筈だが、原種はその髪の毛までもが赤く染まる。
特に怒りと共に赤髪になった場合、理性を失い敵味方なく暴れまわる。
そしてその力は普通の獣人とは文字通り桁が違うものを持っている。




