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お題小説

花火仕掛け

作者: 水泡歌

ひゅーと空に浮かんだこの仕掛け、はじけるのはいつですか?



空に浮かんだのはいつだろう。


君と過ごしたどの「一緒」だったかな?


気付けばそれは空にあった。


隣にいるとね。


時々はじけたくなるんだ。


この仕掛けからはどんな花火が咲くんだろうって。


見惚れてしまうほど綺麗なものかな。


微笑んでしまうほど温かいものかな。


泣いてしまうほど儚いものかな。


今日も私は君の隣で空見上げ、はじけさせるか迷ってる。



ねえ、もしはじけたら君も一緒に見上げて笑ってくれますか?

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