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ターミナルストーリーズ  作者: 役職人狼
1章:5つの異世界人と絶望的世界
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プロローグ 理不尽な事故

「じゃあタクちゃん、何か欲しいものある?」


母に聞かれる、僕は有馬拓也(ありまたくや)

今は風邪をひいた患者、学校では生意気な生徒。


なんかヒップホップぽくない?


「ないよ!」


ソファに横たわったまま、母の答える。


「じゃあいってくるわよ」


ドアの閉まる音と開く音が1回ずつと、エンジンがかかる音が1回。車が発進する音が1.5回。


「あー、どうしよう。めっちゃ暇だわー」


今日、俺以外は誰も休んでないし、漫画とゲーム機が没収されてるし、そもそも()()()がいないとつまんないし…


「あぁーっ、最悪っ!」


突然、黒板を引っかく音が1回。


暗転。


痛覚。


視界の回復。


「…うぇ………ぁ……っ…」

腹に、何かが刺さっている…


これ、鉄筋だ。


身体が壁に埋まっている。


左斜め前に逆さまのトラック。


貫通した腹から血が垂れ、貧乳を伝い、首を伝い、顎を伝い、鼻を避け頭上まで伝る。


「あ、あぁ……さ……ぃ…あ….……く…」


悲鳴。と通報。


最後に、会いたかった。


ーーーー


産声。


「おぎゃあ!おぎゃあ!」


新・私が誕生。














巨⭕️だったら、そこに血が貯まるな(迫真)



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