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ターミナルストーリーズ  作者: 役職人狼
1章:5つの異世界人と絶望的世界
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プロローグ クラス最ブス

僕は非常に醜い。


容姿、77kgのデブ。

100円玉ハゲ。


そう、ブサイクだ。僕はブサイクだ。


心もだ。


僕の家族は皆んな美しい。成績だって優秀。両親は共に会社を運営しているし、兄弟姉妹達はアイドルのようだ。

まあ、兄弟姉妹達と同じ学校に行けた僕は頭まで悪くないのだが、今の授業についていくのに必死でアイツは余裕だ。


ひねくれそうだ。姉妹達のことなんか性欲の目で見てる(彼女らは多分知ってる)んだぞ。


なのに両親は僕も家族として見てる。兄弟達はいじめられていた僕を助けてくれる。姉妹は僕に勉強を教えてくれる。


正直、重荷だ。やめてほしい。いっそ関わらないで。


僕のこれまでの人生で唯一無二の友達(つまり僕はボッチ)がいるんだ。授業に追いつかない僕を助けてくれる。

イケメンで、優しくて、クラスをまとめる人物だ。


妬んだ。


でも、醜いなりに頑張ったんだ!なのに、あいつらは僕を軽く跨いで行く。ふざけてる。


神がいるならば、僕は裁かれるべきだ。

人に恵まれたのに、僕本人はカスだ。




こんなことを毎日考えて寝る。

鬱になりそうだ。


『やあ、お前は変わりたいとは思わないか?』


もちろん思うさ。

僕に優しくしてくれる彼らと対等になりたい。


『チャンスをやる!お前の真の姿を解放してやろう!』


やめろよ。僕の真の姿なんて、見た目どうり醜いだけだ。


ん…?待って、あなたは誰だ?


『ンフフフフ…俺様はお前の味方だ。』


話を逸らすのはやめて。何者?


『質問の意図は知ってる。ンフフ…神だ。』


…まさか僕を裁きに?


『いいや?さっき言った通りだ。お前は変われる。』


どうやって、僕と会話している?やっぱ幻聴?


『幻聴じゃない!!で、お前はどうしたい?』


急に叫ばないで…もちろん変わりたい。

これまでも、そうやって頑張ってきたように。


『分かりきったことだが、そんなんじゃ変わらん』


そんなこと言わないでよ!


『だから!!!俺様が来た!』


あなたが神様だから?


『…制限に達した。翌朝手紙を送る。』


え?まだよく分からない………


ーーーー


翌朝。美しい僕は知らない天上で目覚た。









ンフフフフ(^ω^)


(なにこいつ。きも…)

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