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狐の嫁入りはいつになっても好きになれない
きっと、
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1週間後、君は私が知らない人と結婚する。
初めての邂逅は雨を避けるためにはいった路地裏。すみれ色の両目がきがついた時にはじ面に倒れてた。ややあって溢れたなみだにきみは驚いた。私の体にはけが何て無いのにどんなに言っても君は聞かなかったがそれが嬉しかった。初めて会ったのにも関わらず、しんけいを疑うがそれが事実で本とうのことだった。
かじかむ体にかけられた私じゃない好い人からの衣にきっと破顔したのだと気付いた時はとうに手遅れで。からくさ模様のばん傘も西洋手拭もちに落ちた。汚れが付いた。渡せない手拭を拾えないしじまに君は消えて行く。だから今いちど君に焦がれた私に目を向けて。
きっと、
雨はすきじやないけど君がたのしそうだから好きだとかんちがいしていた。
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数字を数えるのが苦手です。2段飛ばしすると10の桁を忘れます。