第4話
自分でもどうかと思う
お寿司美味しかったよ。
ラーメン食べたかったけど、これで良かったよ。
後悔はしていない。
そうだ。
今、居るのは自分の部屋なんだけど、
超ヤバいの見つけちゃったんだよ。
現在目の前にあるのはね…。
ゲーミング用のPCやタブレット、スマホ…。
なんだよこれぇぇぇぇぇ‼‼
こんなの前世でも持ってなかったよ!
そんなのを3歳児に?ズル過ぎィ。
この家族凄いな…。
まだ夕飯までには時間あるだろうから、
適当にネットサーフィンしてますかね。
ガチャ
「夕飯食べないの?」
!?
もうそんな時間か。
動画配信サイトでゲーム実況を見てたんだが、
配信者やゲームの名前まで前世と同じだったよ。
ホントに異世界なのだろうか。
実はドッキリだったっていうオチじゃないよね?
それはさておき
この家食堂なる場所があるらしくてさ。
なんでこんなん作ったんだろうね。
何十席もあるけどここに4人だけだぜ?
ちゃんとダイニングもあるのに…。
「もうダイニングでよくない。」
姉さんは俺の気持ちを汲み取るの上手いね。
「それもそうね。明日からそうしましょ。」
今からじゃないのかよ。
「いただきます!」
「「いただきまーす」」
ちなみに妹はまだ喋れない。
生姜焼き、白飯、サラダetc.
ありふれたものばかりだが
美味ぁぁぁぁぁぁああああああ‼‼‼
クオリティが高い。
「因みにコンビニで買ってきました。」
アンタが作ったんじゃないんかい!
だがその選択は間違っちゃいない。
だって美味いもん。
「「「ごちそうさまでした。」」」
この後、歯磨きしてお風呂に入るわけだが…。
一人では認められないとのことで、姉とになった。
姉と母との間にあった争いについてはノーコメントで。
あれは親子でやっていいものではなかった。
母が血涙を流しそうな雰囲気で悔しがっていたので、
見かねた姉が
「一緒に寝るのは母さんでしょ?」
と言い放ち、瞬時に復活していた。
俺に選択権は無いのか…。
解せぬ。