第3話
りんごを食べてめでたしめでたし
とはいかなかった。
やっぱり母さんがやらかしたのだ。
内容については自主規制させてもらうが
止めるのが大変だった。
そして退院の日が来たのだ。
「退院おめでとう。でももうちょっと検査してかない?」
「覚悟は出来てんだろうな。ゴミ。」
「お、お義母様…。」
「誰が貴様のお義母様だってぇ?」
そう言って何人かは母さんに回収されていった。
蛮勇だな。憐れなり。
もういつもの事なので慣れてしまった。
そんなこんなで母が運転する車で病院を出たのだが…。
何かめっちゃ着いて来るんですけどッ!?
何で車に追い付けるの!?人間やめてない?
振り切れないので警察よんじゃいました。
いやー、リアルに空中コンボ決める人間なんていたんだね。
一瞬で片付いたよ。この世界強すぎてワロエナイ…。
途中、スピード違反の疑いで逮捕されそうになったが、
警察官が俺を見るなり
「美幼年だから無罪!」
って鼻血吹きながら去って行ったのは驚いた。
もう誰もまともな人はいないのか。
こうなったら妹がこうならないようにするしかないのか。
今から心配だ…。
「やっと着いたよ…。」
そう、やっと家に着いたのだが
家デカッッッッ‼‼‼‼‼‼
豪邸ってやつじゃないすか。
お庭も広いですねー。
半月に一回清掃業者を呼んでるらしい。
俺は会わせてもらえないんだけどね。
誘拐とかあるかもしれないらしい。
考えすぎでしょwww
「「「ただいまー」」」
「時間無いから、出前取りましょ。お寿司でいいかしら。」
「「ラーメンで‼‼」」
「…ちょっとは考えても良いんじゃない?」
まずい。泣きそうだ。
結局、俺達が折れた。
お金を出すのが母さんだから仕方ないと思う事にした。
母さんは嬉しそうにしている。
…ラーメン食べたかったな。