表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

試合にでられるわけでもないのに

作者: 菱田哲

誰よりもバットを振った。血豆を膨らましては破り堅くなったと思ったらまた破れた手のひらで。


試合にでられるわけでもないのに。


気合が足りないと怒鳴られた。誰よりも声を嗄らしていた練習場。


試合にでられるわけでもないのに。


負けたのは試合に出てた奴らじゃないか。なのにそいつらよりも悔しくて泣けたのはなぜだ?


試合にでられるわけでもないのに。


頑張れ!頑張れ!ってみんなが応援してくれた。


試合にでられるわけでもないのに。


頑張れ!頑張れ!ってみんなを応援した。


試合にでられるわけでもないのに。


誰よりもホームランを打ちたい。誰よりも野球が好きだ。


試合にでられるわけでもないのに。


誰よりも野球の神様に愛されてると感じた。


試合にでられるわけでもないのに。


もう少し野球をしたいってここまできた。


試合にでられるわけでもないのに。


野球からたくさんの事を学んだ。


試合にでられるわけでもないのに。


グランドの外でたくさんの人が手を振って僕に拍手をくれている。


試合にでたわけではないのに。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://ncode.syosetu.com/n0951ek/
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ