母は強し
このサイトに投稿し始めてから初のエッセイです。
今年、私ALICEは、大学受験という人生の大きな山場を迎えておりました。
その際に思った事を綴っていきたいと思います。
私は小学生の頃から吹奏楽をやっていました。元々音楽が好きで(ピアノもやってました)、「勉強より部活!」みたいな人間でした(笑)
そのおかげか、高校受験は公立ではなく私立に、そして今回の大学受験も私立ということになりました。
それもあってか私の父は部活が嫌いで(まあそうなりますよねw)、中学の頃から、
「いつまで部活をやってるんだ」「早く辞めろ」
とまあ散々言われ続けてきました。
なので私は、この受験で地元の国公立に受からなかったら、吹奏楽をすっぱり辞めようと思っておりました。
私の母は、私と同じく音楽が好きで、ピアノも吹奏楽も、母がいたから続けてこれたようなものでした。
先日、母がパソコンで私の進学先の大学を調べていた時、
「あっ!ほら〇〇(←私の名前です)、大学のサークル、吹奏楽と管弦楽があるって!いいんじゃない?あなたずっと吹奏楽だったし、今度は管弦楽やってみたら?管弦楽ってクラリネットあるでしょ?(私は小学校でトランペット、中高でクラリネットでした)」
ですが私は、また同じ事を繰り返してしまう様な気がして、その上楽器を買うとなるとかなり高く付き、また負担をかけてしまう、との思いもあり、
「続けるの?でも自分の楽器もないし、お父さんがまた文句言うよ(笑)」
と、返しました。しかし、母は、
「続けるなら、中古でいいならクラリネット買ってあげる。それに、」
『受験に支障出るくらい部活やってきたんだから、こんな所で辞めないで続けなさい。』
正直驚きました。
こんな事を言われるとは思ってもみなかったので。
その後も母は、大学の楽団の新入生歓迎演奏の日程や、近くの市民楽団についてまで調べてくれたのです。
この時、何度目かの
『部活やっててよかった』
と思いました。
今度こそは、失敗せず、三度目の正直で、(父には申し訳ないですがw)楽器を続けていこうと思いました。
母は強し
そう感じた大学受験でありました。
頑張って父を見返そうと思います(笑)