序章と言わざる負えない。
アルファポリス、ハーメルンで基本的に活動しています。
何となく思いついた作品ですのでクオリティは低いですのでご了承の程を…
因みに私は基本架空戦記物が中心です。
馬車の車輪の音と共に平野をキャラバンが駆ける。
速度は出ていないが確実に一歩ずつ確かに進む。
キャラバンは多種多様な人種が入り混じっていた。
人間は勿論の事エルフ…ドワーフ…単眼種…ハーピー…リザードマン…さまざまなファンタジーの世界の住人たる亜人が揃う。
そんな中、如何にも場違いな男が荷馬車の中で座りただただ空中に意識を漂わす。
それに疑問に思った一人の男が声を掛ける。
「やあ、お前さん。もう慣れたかい?」
男は突然の声に狼狽えたが言葉を理解し返す。
「まあ…ある程度は慣れました。」
「そうかい。そりゃぁ良かった。お前さんが遺跡で倒れていた時はびっくりしたよ。なんせ言葉を掛けても全く反応が無くて死んじまってじゃねーかっと思った矢先、急に跳ね起きた時は肝を冷やしたよ。なんせこのご時世アンデットだって其処らにうじょうじょ居るからねぇ…」
「こっちもびっくりしましたよ。起きた瞬間、剣を抜かれて死を覚悟しましたよ。」
「まあ、その時はすまなかった。大抵、そう言う奴はアンデット系統が多くてね。俺もそれで死にかけた事があったから結構警戒してたんだよね。」
「そうっすか…」
話をし終えると再び中空に目を泳がす。
気にしない方が良いと判断した男は場違いな男から離れる。
(はぁ...俺は何してんだか…)
自分が置かれている状況に空き始める。
無理もない。
なんせ彼は現代からこの様な異世界に来てしまったのだから…
いかがだったでしょうか?
この作品はなろうのみに投稿する作品にしていきますので宜しくお願い致します。