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深海の時間  作者: 桜空
3/10

episode2

食パン、目玉焼き、ソーセージ、コーンスープ、サラダ…。

「よし、極一般的洋風朝食完成!!」

「うまそ…」

蓮葵の料理に雅は思わずそう呟いた。

「だろ?」

得意げにウインクしてみせる蓮葵がなんだか癪で雅は思わず憎まれグチをたたいた。

「男が料理なんて気持ち悪いだけじゃん。」

言われた席に座りながら呟く。

だが蓮葵は気にした様子も無くお皿を並べながら言葉を返した。

「そう?今時男だって料理出来なきゃ生きていけないよ?はい、コーンスープ」

「ん、………ありがと…」

突然のお礼に蓮葵が驚いていると雅は焦ったように照れながら言った。

「いっ一応!!こうやって飯貰ってるわけだし…!!」

雅のそんな言葉に蓮葵は口元を緩め、微笑んだ。

「どういたしまして。あ、今日だけど水族館行くから。」

「…………は?」

なんだいきなり…そんな話の流れだったか?

戸惑っている雅を無視し、蓮葵はそそくさと話し出した。

「昼までに行かないと混むから早く食べて。あ、服着替えなよ?臭うし…」

確かに雅の服はもうここ1ヶ月前に着替えたかどうかもあやふやな程だ。

「あぁ。……じゃなくてっ!!なんで水族館?」

「楽しいからでしょ」

当たり前のようにそう言ってのける蓮葵が雅は凄く苦手だと思った。

この家に来て数日後のことだ。



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