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白猫  作者: 檸檬
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41





「いいよ、寝な?」


「ん....」




はるの膝に頭を乗せて寝転がる。




「ここじゃなくて、部屋で」




......はるが呼び止めたんじゃんか。


それに、はるの近くにいたいし。




「やだ。ここで寝る」


「......はいはい。わかったよ」




笑ったはるに私も笑いかけて、目を閉じた。




ーーーーーーーーーー...



ーーーーーー...



ーーー...




「....春樹、お前.....」




玲音さんが口を開いた。

知音さんも俺をジッと見てる。


......さすが、すーの事ちゃんと見てるなぁ


まだまだ甘いんだけど。




「はい、付き合わせてもらってます」




玲音さんと知音もは怒ったぽい顔になり、

呉羽さんは文句を言い、

那岐さんは無反応、

総長は分かりにくいけど少し不機嫌。




「聞いてねぇ!!」




玲音さんが大声をあげると、

すーが声を漏らしてもぞもぞ動く。




「玲音、落ち着きなよ。鈴が起きる」




玲音さんに注意してる知音さんだけど、

イラついてるのはわかる。




「ねぇ、春樹。

俺らに会う前の鈴、どんなだった?」




突然の話の切り替えに首を傾げる。




「春樹と出会ったころの鈴、教えて」




その質問に呉羽さんが不思議そうな顔をする




「言ったでしょ。俺らが鈴と会ったのは、

鈴が中1の頃だって。それよりも前に

春樹は鈴と出会ってるんだよ」




知音さん達は中1。

俺は、まだ小学校にも入学する前の

すーのお父さんが亡くなった日ーー....





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