表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白猫  作者: 檸檬
20/45

20




「ね、ね!!これ!!」


「ん?食べたいの?」


「うんっ」



超視線感じるけど無視!!

反応してたらキリないしね。



「今度行こうか」


「やった!!」



美味しそうなケーキ屋さんを雑誌で発見。

これはいかないとね!!



「ちょーっといい?」


「え?あ、秋夜!!どうしたの?」



凄いね、知らなかったよ。

秋夜と葵って私と同学年なんだね。

しかもクラス同じ。



「どうしたの?、じゃないだろ?」


「そうだよ!!ちょっと俺等本気で

鈴と春樹の関係が怪しすぎる!!」



はい?どこが?てか何が??



「その話は後でしろ。俺が来たのに

いつまで突っ立ってるきだ?あ?」



紅、それって教師としてどうなの!?



「「神谷っ...!!すいません!!」」


「よし。鈴も席戻れ」


「はぁーい」



席についたらHRが始まる。

聞かずにぼーっと空を眺めた。



「叶深李央!!よろしくね♪」



その自己紹介を聞くまでは。



『ガタンッ』


「二人とも何やってんの〜?」



はると同時に椅子から落ちた。


いや...まさか自分がこんな古い事を

やるとは思わなかったよ....



「っ...!!」



まじで驚いてますから。

あれか、昨日言ってた...明日になればわかる。



「いい反応だね♪」


「...お前ら知り合いか?

まぁ、叶深は好きな所座れ」



この学校ヤバくない!?

世界トップの殺し屋がこんな揃うもん!?

まず高校生が殺し屋ってヤバイけど!!



「すーず♪学校でもよろしくね」



顔引き攣ってるよ、はるさん...

そう言う私も引き攣ってると思うけど。



「.....」



キーンコーンカーンコーン...



「うわっ!!」



紅が出てった瞬間立ち上がって、

李央の腕を掴んだ。

反対側は勿論はるが。



「...あ、鈴...待っ」



李央が逃げない様にするのに気を付けてて

玲音や知音達が呼んでるのに気付かなかった。



「...で、なんで転校してきてるの?」


「高校くらい行けって言われて〜

どうせ行くなら鈴や春樹がいた方が

楽しいなぁって思って♪」



“誰”に言われたかなんて聞かなくてもわかる。

私達のボスしかいないし...



「はぁ....疲れそう」


「そっかぁ春樹も嬉しいかー

じゃ、教室戻ろー」



ーーーーーーーーーーー....



「ありゃ、俺等人気者?」


「いや違うでしょ。

明らかに好奇の眼差しでしょ」


「やっぱ李央は馬鹿だね」



上から李央、私、はるの順番。



「センセー今何やってるんですかぁー」



やば。紅だ。

さっき出てったと思ったのに....

授業の用意取りにいっただけか...



「...テメェ等いい度胸してんじゃねぇか」


「鈴〜春樹〜褒められたよ!!」


「「.......」」



お願い黙れ李央。

ここで喧嘩なんて起こせないからね!?



「...ちっ...班決めるんだよ。

決まったら班長決めて俺の所来い」



しーんとしていた教室がざわざわしだした。



「俺等は勿論一緒だよねー!!」



まぁこれは良いとして....あれ?

由那一人じゃない?



「ゆーな!!班決まってないならおいでよ」


「え...いいの?」


「うん、もちろん」



ぱぁぁっと明るい笑顔になって私の後ろに

着いてきた。



「鈴、誰その子」


「あ、あの...本城由那ですっ...」


「よろしくね、本城さん」



ふんわり笑うはると対照に、



「女の子増えたー♪」



喜ぶ李央。



「班長誰にするー?」


「春樹に一票!!」


「ヤダ」



駄目だよ李央、

そういうの嫌いって知ってるのにワザと

やるんだから...



「仕方ないなぁ...私やるよ」



そうたいしてやる事ないだろうし。



「すー嫌なら俺やるよ?」


「大丈夫だよ」



はるこそやりたくないのに

こういう事いうんだから...



「紅決まったよ」


「あ?あぁ...メンバーは?」


「はる、李央、由那」


「...なぁ、鈴」



やっぱ玲音達話したよね。



「お前...俺等に何隠してる?」


「...秘密♪」



言えないよ。



「一人で抱え込んでるわけじゃないのは

いいが春樹に言えるのに「紅」何だよ」


「一つ教えてあげる。

はるに私は何も話してない。

でもはるは必然的に知ったの」



意味わからないって顔してる。



「ふふっ、玲音達に言っといて。

<無駄だよ>って」



毎日私の情報ハッキングしようと

してくるけどこっちには私がいるし

ハッキング技術なら私より上をいく、

はるがいるんだよ?



「...ちょっと俺お前等が怖いんだけど...」


「なんもしてないけどねー」



引き気味な紅にニヤっと笑って

由那達のとこに戻った。



「紅さんと何話してたの?」


「はるに言えて玲音達に言えないのかって」


「俺?」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ