表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無資格勇者  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/59

scene1 勇者35号

「おまえ資格持ってないじゃん」

「黙っとけよ資格ないんだからさ」

「資格はありませんが実務は出来ます。

 だからいけます」

俺の言葉はむなしく空を切る。

「下がってろよ」

俺は出来るんだ。

やらせてくれれば全然こいつらよりも出来る。

ただ資格がないだけなんだ。


その瞬間目が覚めた。

嫌な夢だ。

資格を持っていないだけでバカにされるし仕事も任されない。

今日も憂鬱な一日が始まる。

起き上がろうとしたその時違和感を感じた。

ベッドがやわらかい。

布団がフカフカしすぎる。

そして何より部屋が広くて豪華だ。

少なくとも六畳一間のボロアパートに住んでいるはずの35歳の独身男性の部屋ではない。


「おはようございます勇者様」

勇者?誰?俺?

「勇者35号様がお目覚めになりました。

 皆さん身支度のご用意を」

そう言ったのはメイド服を着たショートカットのかわいらしい女性。

「あの...あなたは...?

 そして俺はいったい…?」

「ご安心ください35号様

 私はあなたの身の回りの、お世話を任されたティアです。

 そのままじっとして頂ければすべてご用意いたします」

「はあ...」

全部ご用意?

何を用意してくれるんだ?

俺はどうなるんだ…って言うか…。

「35号って...俺が35歳だから...?」

「違います。勇者様の年齢は存じ上げません。

 ただ35人目の勇者だから35号です」

「えっ?勇者ってそんなにいるの?

 って言うか俺も勇者?」

「当たり前じゃないですか

 これから勇者任命式です。

 早く準備しませんと遅刻しますよ」

任命式...勇者...?

全く状況がわからん。

ただ一つわかることは異世界に転生なり転移なりしてしまったという事だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ