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異世界だらだら旅  作者: トマト
5/36

ボア

死者の森から飛び出してきた影を鑑定する。




【ボア】

【魔物】


ゔぉあ?てことはいのしsh...

【〖鑑定〗のレベルが2から3へ上がりました】



何?俺の言葉を遮る趣味とかあんの?


だが、どうやら鑑定のレベルが上ったらしい。

まあもう一度鑑定してみるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【ボア】

Lv:34

種族:魔物

状態:通常


HP:105


MP:32

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお!!


すごい!すごいぜ鑑定さん!今まで心のなかでゴミとか思っててごめんよ!


今までは名前しか出てこなかったけど、HPとMPの量さえ分かれば戦闘もだいぶ有利になるな!


「ゔもおおおおおおおおおおおお!!!」


って早っ!もう目の前まで来てるし!


「フィジカルバリア!」


ガアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!


鐘のような音が響く。


結界にヒビが入り砕け散る。

いや何こいつ…。強すぎだろ…

HPも高くて攻撃力もあってめっちゃ早いとかもうチート?


強いて言うなら魔法力がないのが弱点か?

見た目は2メートルくらいのただのイノシシなのにぃ!


とにかく今はこれをどうにかしないと。店長が言っていたように本当に死んでしまう。


ファイアバリアを2つ展開する。そして、それを手に纏う。


ゴブリンと戦っているときに、思いのほか火傷の効果が強いことに気がついた。

だが、一度当たってしまうと警戒して、それ以上火傷を与えるのが難しくなってしまう。

そこでこの技を思いついたってわけだ。ちゃんとスキル認定もされているのだぞ!【ファイアナックル】ってね!


イノシシが俺に突進してくる。それをフィジカルバリアで防ぐ。

一回で砕けてしまうが、攻撃はちゃんと防ぐことができる。


そこを殴りかかる。


「オラオラオラオラオラオラ!!」


イノシシが体をひねって避けようとするが、無駄無駄ァ!


連撃が決まる。どう?今のは効いたんじゃないのか?


【ボア】

状態:損傷(小)


HP:82/105


MP:32


効いてる。のか?

単純計算であと四回ほど当てれば勝つことができる。


イノシシがまっすぐ突っ込んでくる。

と思ったら蛇行している。


流石に一筋縄では行かないか。


イノシシが俺に並んだと思うと、急カーブして突撃してくる。


ガッシャーン!


結界が割れる。

フィジカルバリアは全方位に展開できるバリアだ。角度を変えたからと言って防げなくなるわけではない。

イノシシのいる方に連撃を叩き込もうとする。


が避けられてしまう。元々バカ正直に突っ込んできてくれたから決めることができたのだ。警戒された状態では放てn((殴


どぎゃぁっっっ!!!


骨が軋む。痛い。

イノシシの突進を受けたらしい。


ものすごく痛いが、体重がなかったおかげか思ったよりも軽症で済んだらしい。血も出ていないしおそらく骨も折れていない。ものすごく痛いが。


イノシシがこっちに突っ込んでくる。


【ボア】

状態:損傷(小)


HP:82/105


MP:32


このままでは負ける。



どうにかしなければ...



実は、フィジカルバリアは連続で使えない。イノシシもそれがわかっているのか、真っ直ぐ突っ込んでくるのがわかった。きっと直行したほうが威力が出るのだろう。


が、

俺には長剣がある。そして相手は明らかに油断している。

これを突っ込んできたところを串刺しにしてやる…!


ギリギリまで剣を見せてはいけない。


5メートル...いや、3メートルまで引き付けてから...


10メートル...


首筋から汗が垂れる。


5メートル…


剣を垂直に構え…


3っっっっ!!!!!!


俺が服で隠していた剣を突き出す。


直後、俺の体全体が鈍器で殴られたかのような衝撃に襲われる。唾と血が溢れる。内蔵がギュッと押し込められるような感覚に襲われる。

頭がくらくらするが、どうにか立ち上がる。何がどうなっているのか分からない。ただ一つわかるのは、体中の擦り傷がじくじくと痛むことだ。


【経験値850を手に入れました】

【通常スキル〖炎弾(ファイアーボール)〗を手に入れました】

【レベルが11から20に上がりました】


か。勝った?


ちょ..意識、

かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






目が覚めた俺は街へと向かっていた。

そして死にそうだった。


腹が減って。氏ぬ...

しかも解体したイノシシの肉と皮もあるのだ。解体するのは大変だったが、持ち帰るのも大変だな。


ふと、甘い香りがした。飴のような香りだ。匂いのもとを辿ってみると、服の布で作った袋があった。

たしかこの中にはカーバンクルの魔石しか入って...


ん?魔石?


【カーバンクルの魔石】

【魔力が濃縮された石。長く生きたカーバンクルの魔石ほど甘い】


甘い!!食えるってこと?!


そうと決まればいただきま〜す!!

現在のステータスとなります。



名称:ハヤト·タカハシ


Lv:25


適正:霊、結界


HP:78


MP:117


ステータス:


攻撃力:61


防御力:54


魔法力:117


素早さ:89




固有スキル:


【ゴーストバリア】Lv3、【フィジカルバリア】Lv3、【ファイアバリア】Lv2、【ファイアナックル】Lv1、【炎弾】Lv2




通常スキル:


【鑑定】Lv3、【解体】Lv1




称号:


ーーー


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