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2、就職に失敗して迷走、挙句の果てに怪しいビジネスに引っかかって借金を背負う絶望④

 ええ、相変わらず前回の続きです。

 活動を本格的に始めた私は…、ええ、やりましたとも、家族、友人、親戚、思いつく限りの人に片っ端から声をかけました。

 その答えは…、ええ、予想通りです。


 拒絶!

 拒絶!!

 拒絶の嵐です!!!


 この結果、私の人間関係にかなりの悪影響が出ました。

 特に友人関係は壊滅的で、今だに関係を修復できていない友達が大勢おります。

 辛うじて家族との関係はこのあとも維持できておりますがね。

 この出来事はこのあとの自分の人生にもかなり影響を与えたように思います。



 さて、しばらくは意地になっていたこともあり、活動を続けていた私でしたが、ある出来事をきっかけにグループに不信感を持つようになりました。

 確か活動を始めてから数ヶ月ほどたったころだったでしょうか?

 一度私、家族、Aさんが集まっていっしょに話をする機会があったのですが、そのときAさんの月収の話が出て、実はAさんの月収がせいぜい数万円程度だったことが発覚しました。

 この数字に私は軽く衝撃を受けました。

 少なくとも数十万は稼いでいると思っていたからです。


 この出来事をきっかけに私はこの手のビジネスについてネットで調べてみることにしました。

 すると出るわ、出るわ、でした。

 ネットワークビジネスで友達なくした。

 数百万の借金を背負った。

 儲かるのは一部のトップのみ。


 当時の私としては知りたくなかった事実が次々と浮かび上がってきたのです。

 それでもその段階ではある程度グループ内での人間関係が出来上がっていたこともあり、すぐに止めようとは思いませんでした。

 もっともそんな風にグループに対して不信感を持ちながら活動したところで成果など上がるはずがありません。


 そんなあるとき例の参加費として数十万払ったセミナーが大阪で開かれ、自分もグループの大勢のメンバーといっしょに参加しました。

 それは二日かけて行われるセミナーだったのですが、その二日目に事件が起こりました。


 私はやはり数十万参加費用がかかる次のセミナーへと参加させられそうになったのです。

 そのときのシチュエーションを少し説明しますと、結構周りのテンションの高い状態でセミナーが開かれたあと、その流れのまま次回のセミナーの参加申込書にサインさせられたのです。

 周囲のかなりハイテンションの人々に取り囲まれていたような形だったので、とうてい拒絶できるような雰囲気ではありませんでした。


 セミナーの翌日に地元に帰ってすぐに、私は郵便局へ行き、クーリングオフしました。

 事実上のグループとの決別宣言です。



 何とかすっきりする形で終わりましたかね?

 続きは次回ッ!

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― 新着の感想 ―
[一言] ネズミ講、恐ろしや。
[一言]  ねずみ講って失うものはあっても得るものは何も無いかもしれないですね。  ひとつだけあるとしたら、ねずみ講的なビジネスは良くないと言う知識だけかも。  これもまた人生経験の一つですね。  
[気になる点] ど、どうなるの~?!
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