表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水の国の軌跡  作者: 海老沼 ケイ
1/6

プロローグ


遥か昔、人々が繁栄していた時代がありました。

文明を最大限まで築き上げ、空や海の中を自由自在に飛び回り、果てには空の向こうにある星々を行き来することができるほどの技術力があり、貧富の差は一切なく、人々は皆、笑顔で暮らしていた、まさに理想の世界が広がっていました

しかし、ある日を境に世界は一変します

大国同士の戦争が始まってしまってしまったからです。

戦争が起こるきっかけは現在まで伝わっていませんが、大国同士の戦争は多くの国を巻き込み、世界は炎の渦へと飲まれていきました。

人々の笑顔が嘆きに変わり、百年ほどの戦いを経て戦争は終息を迎えることができたのです。

国の最大権力者たちがいなくなり、世界は衰退し荒野だけが広がっていました。

生き残った動物や人々は無気力で、ただ死を待つ緩慢な存在となったのです。


ーーそれを見て嘆いた神がいました。


 人のことが好きで、このまま人が消えていくところを見たくないと思っていたそうです。

 神は5人の人間に自身の力を与えることにしました。



1人は痩せた大地を肥沃なものにする大地の御子


1人は枯れた湖や川に水を与える水の御子


1人は汚染された空気を清浄化させる風の御子


1人は暗い世界に光を灯した太陽の御子


1人は人や動物たちに安らぎを与える月の御子


 5人の御子たちは力を合わせて世界を再生させていきました。世界が昔のような姿を取り戻した時、神の姿は無くなり、御子たちは神から貰い与えられた力を人々のために使おうと約束を交わし、それぞれ永住の地を求めてバラバラに旅立ちました。

 その後、御子が住み着いた場所に、人々が集まり、村となり、町となり、国となり、世界は5つの国で統治されることになりました。

 二度と、戦争は起こさぬよう、また繁栄し過ぎず、平穏な世界を築くため、御子たちは神に変わり人々を見守り続ける存在になりました。







今回の物語こそ、終息させたいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ