受勲式まであと少し
そこから1週間まで長く感じた。
レバイン家の取り潰しと公開処刑はすぐに行われた。
神からの命令だからね。
公開処刑の時には民衆も押しかけて人ゴミがすごいことになってたな。
それにしてもエミルってすごいんだな。
「ラソム、お父様がお呼びだから執務室に行ってきて」
「はい」
と執務室に行き、入る。
「なんでしょうか?」
「座ってくれ」
と座ると、
「ラソムはエデの執事をやめなさい」
「え?」
なに言ってんの?
「隴様の転生したお姿だと王国中に広がっているから、なんで執事なんてしているんだということがあるんだ」
「でも自分は執事を続けますよ、だってエデと付き合っていることを知ってますよね?」
エデと付き合っていることはまだ世間には公表していない。
「ああ、だから執事をやめ、エデの夫の肩書の方がいいだろう、世間から見ても」
「自分は世間なんて気にしていませんよ、前世からそうでしたから」
「そうか、すまんな、こんなことを聞いて」
「いえいえ、気にしないでください」
と自分は執務室から出て行く。
…………
ラソムが出て行った後、
ロア公爵は迷っていた。
隴様は地位でいえば神の上位に入るお方だ。
だからエデと結婚することでウィルア家はものすごく栄えるが、他にも結婚相手がいてもおかしくないのだが、ラソムはその気を全く見せない。
ラソムは一途なのか?
そうとしか思わない。
明日はプラチナ勲章の受勲式なのでラソムはなにを言うのか。
なぜ執事をやめないのか?
ロアにはわからなかった。
…………
「ラソム、森の家に連れてって」
「はーい」
とエデの手を握り、
「瞬間移動」
と念じ、森の家に移動する。
最近はよくエデが森の家でゲームで遊んでいる。
前世のゲーム機とか作ってるからなんだけど。
そして午後5時にやしきに移動する。
ということを日課になってきた。
エデは森の家に入っていく、自分も隣になったまま入っていく。
手を繋いだままだからね。
「ラソム、ついに明日ね」
「そうですね、やっと明日ですね」
とエデは近づいて耳に、
「ついに明日ですね」
と呟く。
自分は素早く手を離し、離れる。
自分の顔は赤くなっているだろう。
「もうラソムたっら勝手に離れて」
とエデはもう一度自分の手を握る。
エデの顔を見ると赤くなっている。
可愛いぞ!!!
これじゃあどこぞのあいつになってしまう。
自分は気を調えるために、
「エデ、ゲームでもしますよ」
と言い、調えることにする。
「ええ、なにからします?」
と話してゲームをしているとすぐに五時になったような気がした。
「では、エデ帰りましょか」
「わかったわ、あと聞きたいことがあるんだけど」
「なんですか?」
なんだろう?
「ラソムより強い人はいたことある?」
なるほど自分より強い人か、
「いましたよ、師匠ですよ」
「師匠?」
「そうです、師匠ですよ、師匠は今の自分が何人いても勝てません」
「そんなに強いんだ、師匠はどこにいるの?」
言いたくない、だから今は嘘をつかせてくれ、
「師匠は他のメンバーと同じく他の世界にいますよ」
「そうなんだ、じゃあ戻ろう」
「はい」
とエデの手を握り、
「瞬間移動」
と念じ、やしきに移動するのだった。




