~JK暗殺者?~
1.神代佳織という女
「佳織ーまたねー!」
「うん!」
(私は至って普通の高校2年生。表面ではの話だが。私の本当の顔は「殺し屋」一人暮らしの私は両親が事故に遭いいない。けれど幼少期の頃私を育ててくれた「太宰 研」殺し屋だ。彼から殺し屋としてのスキルを学んだ。いつも彼から仕事を命じられているが、月に1回くらいだ。まぁ仕事には慣れたが)
(ブーブー)
メールがなっている。案の定太宰からだった。
(噂をすればだ...)
「私よ」
「佳織、仕事だ」
「はーい。ターゲットは?」
「霧島正樹だ」
メモをそさくさと取り出して書こうとする佳織の手が止まった。
「え?それってうちのクラスの担任の!?」
「ああ、そうだ。奴は事情は知らんがとある組織に探りを入れてきてるんだ。その組織からの命令だ。」
佳織は信じられなかった。
(優しくて生徒思いの先生で初恋の人なのに...)
しかし、太宰の命令は絶対。佳織には背くことは出来なかった。
「決行は明後日の六時半、場所は奴の自宅だ。いいな?」
佳織は、
「はい。」
と言うしかなかった。
(でもなんで先生が?)
そう思うまま、佳織は着々と準備を進めて言った。