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異世界は自由で幸せです。  作者: さ汰
始まりの森
12/26

親玉参上

寝返りの拍子に木から落下した私は、ゴブリンの群れの中に…そしてそのまま…


なんて事はなく!黒翼で二人を包み込むのをイメージしたら案外簡単に出来ちゃって、落ちることもなくガッツリ爆睡させていただきました。


ルルも、奴隷村を出てからろくに寝てなかったみたいで今朝から元気いっぱいゴブリン排除中


「ふぅ~終わりました!」


「お疲れ様、私が魔法使えないから…ルルにばっかりやらせてごめんね」


「いえいえ!こんな安全にレベルとスキルが上げられるのは、お姉ちゃんのお陰ですから!」


あぁ、今日もルルは、天使です。


ん?レベル…スキル…って!!!

ヤバイ、めっちゃヤバイかも…


私はおそるおそる指輪を撫でる



ーーーーーーーーー

 サキ Lv7

人族 正常

ーーーーーーーーー

 HP330/330

 MP530/530

攻撃力.380~650

防御力.560

魔法攻撃.450

魔法防御.530

瞬発力.120

運.50

ーーーーーーーーー

『神羅羽LvX』

『忍耐Lv6』『誘惑Lv40』

『投石Lv12』『鑑定Lv2』

『悪知恵Lv6』『思考Lv4』

『命中Lv2』

ーーーーーーーーー


おいおいおいおい!!

誘惑のレベルがはんぱねぇ!?


「どうかしましたか?」


私が口を開けたまま固まってるを不思議そうに見つめるルルに説明した方がいい?


「いや…誘惑スキルがレベル40まで上がってて…」


「……………」


「やめて!その無言で固まるの!恐い恐い!」


「すみません…お姉ちゃんのレベルはいくつですか?」


「ん?7…」


あらら?また固まってしまった。この年でレベル7って事で引かれたのかな……しかし、ルルは本当に8才なんだろうか…精神年齢は確実に私より上に感じる


「お姉ちゃん…ここに居ると危険だと思います。」


真剣な表情で見つめてくるルル

なんか嫌な予感が…


「今はまだ誘われて来てるのは、ゴブリンだけですけど…そのうち…」


ズドーンッ


「「!?」」


ルルの話を遮るように、森の中に轟音が響き渡る。森に居た鳥達が一斉に羽ばたき、木の下に群がるゴブリン達も焦ったように各自森の中へ消えて行った。


「なにいまの!?」


「おそらく、ゴブリンキングです、お姉ちゃんのスキルに呼び寄せられたんだと思います。説明してる暇は有りません!早く…逃げ!?」


私は状況が飲み込めないまま、ルルの視線の先を追いかける


「な…嘘でしょ……」


木々を押し退け現れたのは、頭に王冠を乗せた体長五メートルは有るゴブリンだった。


「お姉ちゃん!逃げましょう!」


ルルの声で我に帰った私はすぐさまルルの手を取ると黒翼で大空へ羽ばたいた


ゴブリンキングは私たちが空へ飛び立った事に腹を立てたのか、その場で地団駄を踏み雄叫びをあげる


「お姉ちゃん…落ち着いて聞いてください…」


「…うん」


私の手にぶら下がったまま真剣な表情で話始める


「あのゴブリンキングは、もうお姉ちゃんの『誘惑』に落ちてます。だからこのまま逃げても何処までも追いかけてくると思います。『誘惑』は、使い手のレベルより上がってしまうと暴走し始めるんです。レベルが離れればそれだけ威力も上がり誘われる魔物の質も上がります。」


「それって……」


「はい…戦ってください」


「!?」


「ルルが援護します!大丈夫です!」


『誘惑』のせいで凄く大変な事になった

あのデカゴブリンと戦うなんて無理!


「無理無理無理無理無理無理無理!

私、魔法なんて使えないし!魔物と戦ったことないし!」


「大丈夫です、ルルが居ますから…それに……」


「な…なに?」


「お姉ちゃんが殺される事はあり得ませんから」


「?」


「あのゴブリンキングは、お姉ちゃんに誘惑されてます。だから……」


ルルの頬が少し赤らみ始めると、バカな私でも何が言いたいのかを理解した。


「それって!捕まったら終わりじゃん!?死ぬより嫌だぁぁぁ!!」


「でもこのまま逃げればお姉ちゃんの誘惑に誘われて追いかけて来ますよ!?ゴブリンキングがゴブリンの森を出ればこの森に居るゴブリン達も一緒に着いていくはずです。そうなれば、この近くの村は……」


そこまで言うと悲しげにうつむくルル、それを見て、ここで逃げる訳に行ないよね…


「分かった…けど、どうやって倒すの?」


「お姉ちゃんはゴブリンキングの気を引いててください…攻撃はルルがします。」


「ルルが危ないよ!」


「大丈夫です」


それだけ言うとルルは、私の手を離し森へ落下した


「ルル!?」


私の心配を余所にルルは着地地点に水のクッションを作り出し無事に着地


ほっと胸を撫で下ろすと指輪が目に入った、青かった筈の指輪が黄色く変わり『yes/no』が浮かび上がる

ルルの表情からなんとなく『yes』を選択すると、自分のステータスが現れたのだが、そこにはある項目が増えていた。


ーーーーーーーーー

 サキ Lv7

人族 正常

party:???

┏MR:サキ

┗SR:ルル

ーーーーーーーーー

 HP330/330

 MP530/530

攻撃力.380~650

防御力.560

魔法攻撃.450

魔法防御.530

瞬発力.120

運.50

ーーーーーーーーー

『神羅羽LvX』

『忍耐Lv6』『誘惑Lv41』

『投石Lv12』『鑑定Lv2』

『悪知恵Lv6』『思考Lv4』

『命中Lv2』

ーーーーーーーーー




なんかグダグダになってきたぞ…

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