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1話 ~これからの方針~

 取り敢えず、私がしなきゃいけないのは3つある。


・死亡フラグを回避する!(死亡フラグを発生させない)

・ヒロインちゃんや攻略キャラクターに極力関わらない。

・憧れのファンタジー世界を楽しむ!  こと。


 幸い、この世界(ヒトメグ)では七歳になるまでは神の子っていう考えに基づいて、七歳未満の子供は基本的に家より外に出ることが少ないみたいだから、西園寺凜もまだ悪役令嬢としての芽は出てないみたい。

 それに、折角名家の御令嬢さんなんだし、自分磨きはしよう!七歳からしっかり勉強していけば、前世みたいに大人になってから、あーすればこーすればなんて思わずに済むしね。


 七歳までの西園寺凜としての記憶の中にある両親は優しくて良い人達って感じだし、二人とも凄い美形!確かにパッケージに映ってた凜はヒロインが可愛らしいのに対して、美しさとか雅さを意識してたみたいだからなー。まぁ両親がこんなに美形なら凜のあの美しさも頷けるわ。

 あっ、今は私が凜か。なんか違和感あるけど、まぁそのうち慣れるかな。



 そういえば、ヒトメグがダークファンタジーなのは、攻略キャラクターが暗い過去やトラウマ持ちでヤンデレっぽいからなんだよね。

 ゲームとしてやってるときは他人事っていうか、ゲームの中って考えてキュンキュンしてたけど、転生した今はこっちが現実で攻略キャラクター達は、その苦しみを味合わなきゃいけなくなるって事で……。

 

 何だか、母性本能?が疼いてるというか守ってあげたくなるというか……。 


 いくら、あの病んでる感じが素敵といっても、それは二次元の中だからで。目の前に怯えている子がいたら救うのが常識だよね。……まぁ見た目は私も子供なんだけど。

 ネット上の意見交換サイトやファンサイトでは、余りにも辛すぎる暗い過去やトラウマによって心が崩れかけたファンが多かったし。

 自分が見たいからってだけで、彼らを不幸にしちゃ駄目だよね。うん。

 

 じゃあ2つ目を変更して、

・攻略キャラクターのトラウマを回避。

 かな。やっぱりこっちの方が後味いい!


 最後の3つ目に関しては、私は前世結構コアなファンだったから、設定画集とか持ってたし、ゲームでは語られない裏話とかも結構知ってるから、ちょっとしたチートかも。

 例えば、この世界では魔力と妖力というのがある、ということは世界の常識としてある。その違いは自然界からの摂取か自分の体内で作られるかって言われてるんだけど、その他にも秘密があったりする。

 

 秘密・其の一

 魔力は基本的に自然界からの摂取で補給するから、水を飲んだり物を食べると勝手に補給していって分かりづらいけど、魔力を一気に使用したり、連続して休憩を挟まずつかうと体に甚大な影響を及ぼすのだ。

 確か、それが原因でトラウマを作るキャラクターがいるんだよなー、気をつけないと!


 秘密・其の二

 妖力は基本的に自分の体内で生成されていくけど、双子や親子・兄弟、稀に幼馴染みとかの間では無意識又は、意識的に交換することが出来る。とかね。

 そうそう、これは直接的なトラウマじゃないんだけどコンプレックスになってるキャラがいるんだよね。


 秘密・其の三

 魔力と妖力は別々にしかつかえない、という訳じゃなくて合成させる事も出来るんだ。合成させると個人的な技が使えるようになったりするらしい。

 いつかは、やってみたいなぁー。


 とか、他にも沢山あるけどそれは追々言うとして……。

 ん~忘れないうちにメモとかしておきたいな。ちょっと不安だー。 


 まずは、最大の難関である2つ目の目標を達成するために、攻略キャラクターのおさらいをしていこうかな?


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