咲き踊り、散る先に
穏やかな庭は様々な鳥の声で満ちていた。風に乗って桜の花弁が舞っている。外塀から遮断された空間は平穏そのもののようだった。
俺は縁側に腰を下ろし、柱に体を預けてその様を眺めた。柔らかい風が頬にかかった髪を揺らしている。俺の部屋の正面に聳え立つように枝を広げている桜の木は、いつ見ても厳かで、そして儚い。
俺は静かに庭へと足を踏み出し、桜に近付いた。花弁が俺の周りを取り囲むように舞い、ゆっくりと落ちていく。その一つを掴もうと手を伸ばしたが、花弁は俺を嘲笑うかのように指の間をすり抜けていった。虚しく空を切った手をしばし眺め、誰にともなく苦笑を零す。
「何をしてるの?」
途端、静やかな雰囲気を裂くような凛とした声がした。気配なく訪れたそれに俺は驚くことなく振り向き、桜の幹へと視線を移し、そこに佇んでいる少女と目を合わせる。
「ちょっとした遊びだ」
「暇なのね」
彼女は呆れたようにため息を吐いた。その手は腰に当てられている。艶のある長い黒髪がはらりと揺れた。何をしても様になるのはいつものことだが、今日はそこに少しばかり憂いが含まれている気がする。
「準備はしなくていいの?」
「一昨日に全て終わらせた」
そう言いながら桜との距離を縮め、俺を睨みつけるように見ている少女の傍に腰を下ろした。少女は視線を外すことも腰を下ろすこともせず、無言でそこに立ったままだった。
「……座らないのか」
「座れないっていつも言ってるでしょう?」
呆れたような苛立ったような声とともに少女が動いた。彼女は俺の目の前に移動した。その足は地についておらず、一尺ほど宙に浮いている姿は不思議な感情を運んでくる。先程より強い風が吹き、彼女の巫女装束を揺らしていったが、細い肩にかけられた薄桃色の羽衣は微動だにしなかった。
「貴方は一体いつになったら、私がこちらのものに触れられないということを覚えてくれるの?」
「さぁ、いつだろうな」
「お願いだから、いちいち言わせないで」
俺は自分の倍の太さがある幹に寄りかかり、青々と広がる空を眺めた。その中を泳ぐように散っている花弁は綺麗であるがゆえに切ない。
「氷室」
先程の威勢のよさはどこへやら。やけに小さな声で紡がれた俺の名は、とても頼りないものだった。彼女の方を見やれば何か言いたげな瞳と目が合う。
「……何だ?」
この後の流れは分っている。だが問いかけなければ何も始まらない。そう思いながら声をかけたが、彼女は黙ったままだった。これはもう少し何か言わないと駄目だと判断した時、彼女の口が静かに動いた。
「……死ぬ気なの?」
その声は真剣で、こいつは真面目に聞いているのだと分ってはいるが、どうしてもため息を抑えることはできなかった。
「お前はいつもそれを聞くんだな」
そう言えば彼女は唇を突き出し、俺に詰め寄ってきた。
「言わせてるのは貴方でしょう? いつもいつも無謀な仕事ばかり引き受けて」
「吉野」
責めるような言の葉たちをそれ以上聞いていたくなくて、彼女の名を鋭く呼べは苦々しい表情が目に入る。
「それ以上言うな」
俺は吉野から視線を逸らし、ぽつりとそう溢す。重苦しい沈黙に何も言えずにいれば、視界の隅にあった彼女の姿が消え、独特の気配がすぐ隣に移った。触れるか触れないかという距離は彼女の精一杯の妥協だ。
「……言わせなさいよ」
零された声は凛としながらもどこか寂しそうな響きを湛えていた。俺は黙って続きを待つ。彼女の顔を見ることは何故かできなかった。
「貴方のすることを見ていることしかできないのだから、これぐらいはいいでしょう?」
「なら、今回は当てはまらないな」
そう言いながら吉野を見れば、疑問に満ちた眼と視線が絡んだ。
「今度の任務は小田原だ」
彼女の視線に答えるように言葉を放てば、綺麗な黒い眼がこれでもかというほど見開かれた。彼女は知っているのだから当然といえば当然だが、それでも大げさな反応だと思う。
「……分ってるの? あそこは確かに名所だけど、それはあくまで周囲の話。城の中はそこまでじゃないし、あるとしても要人や中心人物の室の側で」
「勿論、それぐらい知っているさ」
敵地の情報など事前に手に入れている。尤も情報元は城下の店だったりするから、どうでもいいものも紛れ込むのだが、それも馬鹿にならないことがしばしばあるので、一概に無駄とは言えない。これもそのうちの一つだ。
「今度こそ本当に命はないかもしれないな」
冗談交じりに本音を口にすれば吉野の顔から表情が消えた。だが無になったわけではなく。
「なら約束して」
いつにも増して神々しさを纏った瞳は力強く、これが彼女の本当の姿なのだと改めて実感する。
「私の傍で戦い、桜の傍で死ぬと約束して」
やはり何度も聞いた言葉が俺に重くのしかかる。俺はそれに返事をすることなく、ただただその凛とした瞳を眺めていた。
* * *
草木も眠る丑三つ刻。俺は単身小田原城内に侵入すべく動いていた。総郛の向こうにある城壁に最も近い枝の上から周囲を眺める。総郛の外にあるであろう本陣からの微かな灯りを見つつ、枝を蹴った。
豊臣が小田原城を包囲してもう一月になる。内応者からの情報によれば、評議が行われているものの篭城か降伏かで分かれており、平行線をひたすら辿るばかりで纏まる気配は一向にないという。俺個人の意見としてはいくら迷ってもらっても構わないのだが、上はそう思っていないらしい。
俺は枝から枝へと無音で飛び移り、今回の目的地へと歩を進める。風に乗ってかどこからか現れた桜の花弁が俺の目の前を舞った。その様に彼女と交わした最後の言葉を思い出す。彼女は今の俺を見ても何とも思わないかもしれないが、俺は今の姿を見られたくはないと密かに思った。
そんなことを考えていれば、俺の行く手を阻むように敵方の忍が現れた。数は三。気配で気付かれたか、始めからここにいたか。なんてどうでもいいことを思っていれば彼らはいつの間にか俺を囲むように移動し、各々の獲物を投げつけてきた。俺は瞬時に真上へ飛び上がった。足元で金属同士がぶつかり合う音を聞きながら右斜め後ろにいた男の背後に降り立ち、無防備な首筋へと毒針を放った。声も出さずに死んでいく男を眺めつつ、今度は左隣で苦無を構えた男の懐に潜り込む。驚愕に見開かれた目に毒針を差し込めば微かな呻き声が聞こえた。絶命したかどうかを確認しようとしたら背後から苦無が飛んできた。紙一重で避けたそれは目の前の男の喉元に吸い込まれるように刺さった。赤い飛沫が勢いよく散る。これで確実に死んだなと思っていれば数々の手裏剣が俺目がけて飛んできた。俺はそれらに目もくれず、最後の一人の頭上へと跳び、お返しとばかりに手裏剣を三枚、眉間、喉、心の臓へと投げつけた。分りやすい軌道を描くそれは当然のように忍刀で弾かれてしまった。甲高い金属音が聞こえた瞬間、俺は毒針を相手の眉間目がけて放つ。手裏剣とは違い、一直線に飛んでいく針は予想と寸分違わぬ場所に刺さり、男の命を容赦なく奪っていった。男の四肢から力が抜け、その体がゆっくりと崩れ落ちる。再び訪れた静寂に俺は息を吐いた。
俺は胸元に忍ばせた密書を改めて確認してからその場を後にした。早くしないと夜が開けてしまう。目的の室までは残り六間。幸いにも他の気配はない。彼らはあの場所の見張りをしていただけのようだ。
目的地に近付くにつれ、薄紅色の花弁が増えていく。「無茶したら許さない」という吉野の声が聞こえた気がして、口布の下に隠れた口元が自然と緩んだ。
そうこうしているうちに目的の室の前に着いた。一面に桜が咲き乱れている豪勢な庭を一瞥し、障子を開ける。部屋の主は起きていたのか、布団の上で上体を起こしていた。
「松田憲秀か」
「いかにも」
俺の問いに答える声は重圧があり、影武者などではないと確信した。
男は鋭い目で俺を見ている。意志の強いその瞳は彼の人となりを表しているようで、敵将として消すのは少し勿体ないと思った。
「豊臣殿から文を預かってきた」
俺は懐の密書を取り出し、男に投げ渡した。彼は怪訝な顔をしながらも文に目を落とした。静かな部屋に紙の擦れる音が響く。訝しげに字を追っていた男の目が徐々に見開かれ、文を持つ手が小刻みに震え出した。一体何が書かれていたんだと思う俺の目の前で、文が勢いよく握り潰される。
「豊臣め……っ! この儂に北条を裏切れとぬかすか!」
男の口から漏れた言葉に大体の事情を理解した。豊臣殿も中々えげつないことをする。
俺はその場で踵を返した。返答はこの後の彼の行動で十分だろう。
「待て」
桜の花弁が敷き詰められた庭に足を下ろした時、男に声をかけられた。辺りの木々がざわめく。
「悪いが貴様を見逃すわけにはいかぬ」
その言葉が終わるや否や、四方から忍が飛び出してきた。数は先程の倍。雰囲気からしてそこそこ腕の立つ奴らだと分かる。彼らの出現に桜が一際大きく揺れた。
「どうせだ。洗いざらい吐いてもらおう」
男の言葉を合図に彼らは一斉に跳びかかってきた。刹那、目の前が薄紅色で染まる。風が鋭い音を立てて回り、彼らを獲物ごと弾き返していった。
「何で抵抗しようとしないのよ。まさか本当に死ぬ気なの?」
風が止み、花弁が地に落ちると同時に聞き慣れた声が耳朶を震わせた。目の前に聳え立つ最も大きな桜の木の根元に、吉野が腕組みしながら立っている。その眼光には妙な迫力があって、つい苦笑いを溢してしまった。途端に彼女の顔がしかめられたが、気にすることなく愛刀を抜き放てば、彼女の口から息が漏れた。
「当てにしてくれるのは嬉しいんだけど、あんなのそうそうできるものじゃないんだからね」
吉野は口を噤み、背後の桜に体を預けた。それを合図に俺は跳躍し、眼前に迫っていた手裏剣を避けた。彼らは吹き飛ばされる前と同じ位置に……、否、俺を囲むように距離を縮めていっている。俺は吉野の姿を捉えたまま右に跳んだ。着地点にいた忍は棒手裏剣を構えていたが、俺の突然の動きについていけなかったのか、それが振り上げられることも、俺を傷付けることもなかった。
俺は短刀を閃かせ、忍の首を横一文字に切り裂いた。噴き出した赤い血が花弁を染めていく。真紅の花弁を直視したくなくて、紛らわすように背後に迫っていた忍に切りつけた。耳障りな金属音とともに火花が散る。それを目に収めた瞬間、鉄針が俺の目を目がけて飛んできた。咄嗟にしゃがみこんで避けたため、鍔迫り合いをしていた忍がよろめく。俺はほんの僅かな隙を見逃すことなく踏み込み、忍の肝臓へと短刀を突き刺した。服を裂き、筋肉を割り裂いて内臓を抉る感触が刃越しに伝わってくる。
俺は死体を刃に突き刺したまま向きを変え、死角となった左側から飛び掛ろうとしていた忍の苦無を防いだ。仲間を刺したせいか、はたまた予想外の行動だったためか忍の動きが止まる。俺はすぐさま短刀を抜き、死体ごと相手を蹴り飛ばした。反動で散った赤い雫が頬にかかる。それを拭う間もなく、残った三人が同時に切りかかってきた。連続で迫り来る刃を避けながら彼らの背後に回ろうと右に跳ぶ。だが完全には避け切れず、右端にいた忍の短刀が俺の左腕を抉っていった。
己の血が散る様を視界の片隅に納めれば、息を呑む音が聞こえた。俺は右端の忍との距離を縮め、彼の喉元に短刀を走らせた。大量の血が迸るのを確認しつつ移動する。いつの間にか吉野が立つ桜に近付いているのだと認識した。
「氷室っ!」
瞬間、全身を鋭い痛みが駆け抜けた。体から一気に力が抜けていく。見なくともあちこちに刃物が刺さっている状態なのだと理解した。俺は倒れこむように背後の桜に寄りかかる。この隙に何とか体勢を立て直そうとしたが、そんな暇など与えないとばかりに追撃の手裏剣が放たれた。俺は短刀を構えたが、腕が動くよりも早く無数の花弁が手裏剣を弾き返した。刃物が肉に刺さる音が微かに耳に届く。致命傷とはならないだろうが、この状況ではとてもありがたかった。
「この馬鹿! 何で避けないのよっ!」
悲鳴に近い叫びとともに吉野が俺の傍に来た。その体は怒りのためか震えている。花弁はまだ俺たちを覆ったままだ。
「……すまない。気付けなかった」
「だから馬鹿なのよ、貴方は!」
「大丈、夫だ。まだ……死なない」
「そんなの見れば分かるわ! 私が言いたいのはね」
尚も言い募ろうとする彼女を手で制すれば、苦しそうな表情をしながらも黙ってくれた。その事に感謝しつつ、口を開いた。
「……花」
「え?」
「すまなかった」
俺の場違いな言葉に吉野の目がひそめられる。自分でも何を言っているのかと苦笑したが、言う機会は今ぐらいしかない。言わずに終わってしまうよりはいいだろうと都合のいいことを考えながら続きを紡ぐ。
「……汚してしま、って、すまなかった」
途端、彼女の目がこれでもかというほど見開かれた。けれどそれも一瞬で、切なげに細められてしまう。これでは泣かせてしまうと思った時、俺たちを覆っていた花弁が地に落ちた。これ幸いと武器を構えている忍たちが目に入る。
俺は懐からありったけの火薬玉を取り出し、導火線の根元に点火して投げつけた。一瞬の間をおいて辺りに閃光と爆音が迸る。次いで不快な臭いと熱が全身を覆っていくが、それを遮るように薄紅色が揺れた。霞む視界の中で揺れるそれらは今までで一番綺麗だと思いながら、己の体を包む暖かい温もりに嗤った。
* * *
弱々しい鳥の声が聞こえる。綺麗な薄紅色を纏っていた桜は、すっかり青々とした葉を茂らせており、涼むのにちょうどいい木陰を作り出している。その恩恵にあずかろうと、俺は幹にもたれかかり、雲一つない空を仰いだ。
小田原攻めは豊臣の勝利に終わった。俺が文を渡した松田憲秀は結局内通したらしい。彼がその後どうなったかは知らないが、少なくとも俺の働きが無駄にならなかったことだけは確かだ。褒美の一つでも貰いたいところだが、草の者に褒美を与える御方かと問われれば、正直首を捻ってしまうので期待はしていない。むしろ一月以上動けなくなった己を未だ雇ってくれていることが褒美なのかもしれないと考えたりしている。
それにしてもよく生きているものだと思う。あの量の火薬を使えばこちらも吹き飛んでいておかしくないというのに、全治一月の怪我で終わったのだから。まぁ、それに関しては吉野の働きも大きいところがあるので、今度何かしてやらねばなるまい。
そうつらつらと考えていたら、見知った気配が隣に現れた。
「何してるの?」
声の方を向けば吉野が仁王立ちで俺を見下ろしていた。呆れたような視線に笑みを返せば苦笑が落ちてくる。
「涼んでいた」
「暇なのね」
吉野はため息を一つ零し、俺のすぐ傍に腰を下ろした。
「いいのか」
「元凶の貴方が何を言っているの」
鋭い口調に俺は何も言うことができなかった。視線を彼女から外し、再び空を眺める。
火薬を使った時に俺を包んだ温もりは吉野だった。彼女とともに桜の中に逃げていなければ、今頃俺は死んでいただろう。そのまま桜の中を移動し、とりあえず本陣へと戻ったのだが、桜の外に出た吉野には以前のような力はもうどこにもなかった。
桜とともに生きる彼女はいわゆる『桜の精』と呼ばれるような存在で、桜の恩恵を受けていたのだが、代わりに現との関わりを制限されていた。俺に触れることはおろか、土に腰を下ろすことすら禁忌となる彼女にとって、あの夜の行動はどれほど覚悟がいるものだったかと思うと、胸が痛む。彼女への罰が力の剥奪のみだったことが唯一の救いだ。
「そういえば、もう氷室の戦闘姿を見ることも、間一髪のところを助けることもできないのよね」
嫌味満載で放たれた言葉に俺は顔をしかめ、ふと、疑問を抱いた。
「なぁ」
「何?」
「俺を見ていたのか?」
途端、吉野の体が固まったのが見ずとも分かった。桜さえあればどこにでも行けるのだからおかしくはないのだが、理由が分からない。そもそも戦闘なんて見ていて楽しいものじゃないだろうに。
「…………そうよ」
渋々といった雰囲気で認める吉野の声は拗ねた時のもので、これは後が面倒だとぼんやり思った。
「何でまた」
「理由ならいつも言ってるわ」
その言葉に俺は首を傾げる。いつも聞いている台詞はいくつかあるが、決定的なものではない。いつ死んでもおかしくない俺を心配して、というのが一番妥当な気がするが、血を嫌う彼女がそれだけのために戦場を眺めるとは到底思えなかった。
「…………『私の傍で戦い、桜の傍で死ぬと約束して』」
そんな俺の思考を知ってか知らずか、吉野がぽつりと零した。その言葉は確かに毎回聞いているけれど、まさかそれが理由だったとは。
俺は驚きながら吉野の方を見たが、すぐに顔を逸らされてしまった。髪の隙間から覗く耳が、普段よりも僅かに赤い気がするのは、きっと俺の見間違いではないだろう。
「……そうか。なら次からは吉野も連れて行く」
「…………ここは普通『必ず戻る』とか言うところでしょう」
「守れない約束はしたくない」
「……馬鹿」
吉野は俺の肩に頭をもたれかけてきた。吉野の手と俺の手が絡む。初めて触れた彼女の手は柔らかく、そして暖かかった。生あるものの感覚に安堵を抱く。彼女には悪いが、こうして触れられることに感謝してしまいそうだ。
「氷室」
「何だ」
「次は?」
「次は奥羽……と言いたいところだが、小田原攻めに加わらなかった葛西や大崎らの所領没収のみで終わらせるらしいから、俺の出番はないだろうな」
「ならいいけど……。でも、これで全国平定したとしてもまた……」
「あぁ」
吉野は黙って絡めた手に力を入れた。俺は何も言わず雲一つない青空を眺める。
「氷室」
「何だ」
「私のいないところで勝手に死んだら許さないから」
「……善処する」
苦し紛れの返事を返せば、密やかな笑い声が肩越しに伝わってきた。それにつられるように俺も微笑む。俺たちの周りを、瑞々しい葉が風に乗って舞っていた。




