第1章 第15話
「ちょ!うわっ!」
「ひ…ひい」
二人の後ろには今まで見た小熊とは違い、熊の形をしているのだがその手には大きな両手剣を持っていた。
その魔物の名前は剣熊というらしい。
そんなことは逃げているカミーリアたちには関係のないことだった。
シャムの背中に魔物の両手剣が直撃した。シャムはその場で倒れてしまった。HPが一割を一瞬きってしまったので痛みが走ったのだろう。シャムは窓を操作して回復薬を取り出して飲もうとしていた。
「飲まないで!」
「でも…」
「いいから!」
『Infinity skill付属効果発動』
その声に合わせてシャムのHPがどんどん回復していき、最大値まで戻った。
「あれ?回復薬飲んでいないのに?」
「後からまた詳しく説明するから。今は戦って」
「わかった」
「これって何回も発動するの?」
「うん!だから気にしないで攻撃していいよ」
シャムは私の言葉にうなずくと
『双剣三連撃発動』
シャムの白剣が薄い青色を、黒剣が薄い緑色の光を纏った。
次の瞬間、下段にあった白剣が一気に喉元まで切り裂き、黒剣が左から右に下腹を抉り、喉元にあった白剣が黒剣が抉り始めた箇所を目掛けて下ろされていった。剣熊の体に三角形が刻まれ、HPが半分になった。シャムは大技を決めて硬直していた。そのシャムに目掛けて剣熊が両手剣を振り下ろした。
私はその動作を見る前に武器を剣からAMRに変更していた。地面に寝そべり、標準軌を覗き、スキル『観察』を発動させて剣熊の弱点を探して、撃った。寝そべっていたので体は動かなかったが、HPが4分の1ぐらい減っていた。銃弾は剣熊に向かって飛んでいき、当たった。
『レベルアップしました。ポイントを割り振ってください。敵魔物(敵モンスター)がアイテムをドロップしました』
私は窓を操作してアイテム欄を見てみた。そこには『強化石×3』とあった。
「リアさん。私もレベルアップしました」
「よかったね。それで一旦、街に戻らない?」
「はい!わかりました」
カミーリアとシャムは街に戻った。宿屋に戻るまでにたくさんの目線が向かってきたが、カミーリアは慣れっこだし、シャムは自分たちが注目されているとは思っていないのだろう。カミーリアの格好は上半身には薄く赤みがかった軽そうな装甲に、水色のスカートを穿き、背中に剣を装備していて、肩にはフリーザがとまっていて、シャムは白色のコートに黄緑のスカートを穿いて両腰には白剣と黒剣が装備されていた。
宿屋に帰ると二人は普段着に着替えた。二人してベッドに腰掛けて、ほうっと息を吐いた。
「疲れた…」
「はい…そういえば、『Infinity skill』ってなんですか?」
「えっと…それは。その前にこれから言うことは誰にも言わないでね」
「わかりました」
シャムは私の言葉にうなずいた。
「希少スキル『Infinity skill』って言うのは、自分もしくはパーティーメンバーのHPが一割以下になったときに発動して、HPを全回復する。イコール死なないってこと」
「…そんなすごいスキルがあったんですね…これなら安全に戦えます!ここに入ってよかったです」
シャムは驚いた顔をしていたが、すぐにうれしそうな顔をした。
「そう。それはよかった」
「あと『強化石』はどうしましょう?」
「私が一個、シャムちゃんが二個もらえばいいよ」
「そ、そんな。私のほうが多くもらうなんて…」
シャムは顔を伏せた。
「そうすれば全部の武器のレベルが同じになるから」
「わかりました。その強化はどこで行うのですか?」
「敬語を使わないで…強化は明日やるよ」
「なら、あとはポイント振り分けなんですが…」
「全部DEXに振って」
私は即断した。シャムは疑問を持っていたようだが、すぐに従った。
二人の現在のレベルなど
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名前:カミーリア
Lv.9
HP:245/245
STR(筋力):70pt/1000pt
VIT(耐久力):60pt+2/1000pt
DEX(器用度):60pt/1000pt
残りpt:0pt
スキル
「索敵」
熟練度:35/1000
効果:自分を中心とした半径70mの円内がわかる
「隠蔽」
熟練度:22/1000
効果:発動したところから220m歩いたところまで
「料理」
熟練度:20/1000
効果:かなり失敗した料理並みの出来
「観察」
熟練度:18/1000
効果:敵の弱点がわかる
「剣術」
熟練度:30/1000
スキルUP:剣を使って10連続で相手に当てる
使用可能剣術
『剣受』:相手の攻撃を剣で受けることで相手に数秒間の硬直時間を与える
『剣覆』:相手の遠距離攻撃を剣で斬る
希少スキル
「Infinity skill」
効果:自分のHPが最大HPの1割以下になったとき全回復する
付属効果:パーティーを組んでいるメンバーのHPが最大HPの1割以下になったとき全回復する
武器
剣
レベル:2
AMR(Anti-Materiel-Rifle)
レベル:1
飼竜
名称:フリーザードラゴン
Lv.10
テイム率:5%
飼主:カミーリア
技名
氷息:口から氷の息を吹き出して相手を数秒凍らせる
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名前:シャム
Lv.4
HP:175/175
STR(筋力):50pt/1000pt
VIT(耐久力):65pt/1000pt
DEX(器用度):60pt/1000pt
残りpt:0pt
スキル
「索敵」
熟練度:35/1000
効果:自分を中心とした半径70mの円内がわかる
「剣術」
熟練度:30/1000
スキルUP:剣を使って10連続で相手に当てる
使用可能剣術
『剣受』:相手の攻撃を剣で受けることで相手に数秒間の硬直時間を与える
『剣覆』:相手の遠距離攻撃を剣で斬る
武器
白剣
レベル:1
黒剣
レベル:1
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どうもインフルエンザの予防接種を受けてきて右手が痛い唯です
IOF更新です
明日ぐらいに装甲(protect)更新予定
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